地盤沈下するパレスチナ問題
Japan In-depth / 2023年6月14日 11時0分
・ロシアがサンクトペテルスブルグ国際経済フォーラムを主催(17日まで)
【ウクライナ戦争中のロシアで一体何を話すのだろう?公式サイトによれば、「同フォーラム(SPIEF)は、1997年の第1回会合以降経済・ビジネス界の主要イベントとなり、2006年から大統領の支援を受け大統領参加の下開催されて」おり、「ロシアや急速に発展をし続ける世界市場全体が直面する経済問題を議論し意見交換を行う場を世界のビジネスリーダーたちに提供して」きたのだそうだ。今年は第26回となるが、今時出席する欧米ビジネスマンがどれだけいるのか、見物である。】
6月15日木曜日 ギリシャで選挙戦始まり、各党党首が討論へ、日本でG7交通大臣会合開催
【5月21日のギリシャ総選挙で現職首相率いる中道右派与党・新民主主義党(ND)が勝利したものの単独過半数を獲得できなかったための再選挙であるが、5月の選挙ではインフレや野党党首に対する盗聴疑惑、同国史上最悪の列車衝突事故などが争点となった。ギリシャも相変わらずのようである。】
6月16日金曜日 アフリカの政治指導者がウクライナ大統領と会談
【この代表団は南アフリカなどアフリカ6カ国首脳からなり、ロシアとウクライナを訪問し、仲介外交に乗り出すことになったというが、あまり期待することはできないだろう。】
6月17日土曜日 インドでG20農業大臣会合
6月18日日曜日 ベルリンでBerlin kicks off the Special Olympics World Summer Games開催、マリで憲法に関する国民投票
【スペシャルオリンピックス世界大会は、IOC認定のスペシャルオリンピックス組織が主催する、知的障害のある参加者のための国際的なスポーツイベントであり、今年はドイツが主催する。大会には190の国と地域から約7千人の選手が参加し24競技を競うが、日本からは選手45人が競泳やテニスなど9つの競技に出場するという。がんばれ!】
今週のハイライトは筆者の勝手な選択でイスラエルとパレスチナ問題である。詳細は今週の産経新聞コラムをご一読願いたいが、簡単に言えば、過去12年間でイスラエルは大きく変貌し、一大ハイテク国家となったが、その裏でパレスチナは、2006年以降、大統領選挙、議会選挙が実施されていないという異常事態が、常態化している。
この間に、アラブ世界ではパレスチナ問題の優先度が低下し、UAE、バハレーン、モロッコ等が相次いでイスラエルとの関係正常化(アブラハム合意)に踏み切った。パレスチナ自治政府は何をしているのか、イスラエルの変質とパレスチナの自己統治能力の欠如がもたらす弊害は限りなく大きなものとなろう。
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