コラボクリニックの思い出
Japan In-depth / 2023年6月30日 18時0分
そんなとき、幸運なことに、当時JR東日本ステーションリテイリング代表取締役だった鎌田由美子さんから声をかけていただいた。ちょうどエキュート立川の開発を進めておられ、そのご縁で2008年6月のナビタスクリニック立川の開業につながった。女性に優しい駅というコンセプトがあったので、内科だけでなく皮膚科や小児科を併設した。駅とその周辺を利用する人々、女性や子どものニーズを一番に考えた結果だ。今では川崎駅、新宿駅でも診療の場を与えていただき、私も曲がりなりにも新宿院の院長という肩書きを拝命している。それでもナビタスクリニックの原点はコラボクリニックだ。だからこそコロナ流行期においてもナビタスクリニックを閉鎖せず、発熱患者も積極的に受け入れたし、地域のワクチン接種業務にも協力した。私たちの目指したものは、医療を必要としている人に、必要な医療を届けようということだ。
さて当のコラボクリニックだが、立川院の開業前に幕を閉じた。だが、当時としては新しかった医療スタイルの模索と創出、さらに若い学生の育成という目的は果たしたと思う。当時の実行部隊長だった東大生の城口洋平くんは、今ではエネチェンジという会社を立ち上げ若手起業家として成功している。
東京藝術大学の学生だった古賀匠磨くんはコラボクリニックで活用したデザインを卒業作品としていた。その後、デザイナーとして活躍し、現在のナビタスクリニックのロゴやパンフレットも彼が作っている。他のメンバーも弁護士や医師として活躍していたり、海外に活躍の場を広げていたり、あるいは巡り巡って医療系の企業に勤めていたりなど様々で、いまだに私達と繋がりを持ってくれている人達もいる。平川くんが「先生に久しぶりに会えたので上京して釣りだけで帰っても十分です」と言ってくれたが、それはこちらの台詞である。本当に感謝しかない。
コラボクリニックを振り返ると、拙い仕事だったことは否めない。だが、既存の医療システムに甘えて妥協することなく患者に提供する医療を更新していくこと、そして若手を育成することの重要性を学んだ貴重な日々であったと痛感する。初心を忘れてはいけない。
最後になるが、青柳さん、城口くん、京極くん、久保くん、古賀くん、嶋田くん、菅原さん、露口くん、西路さん、早川くん、平川くん、広瀬くん、松井くん、三谷くん、南川くん、山田さん。とりあえず五十音順、旧姓で並べてみたけど、もし誰か抜けていたらごめんね。あの頃のこと、少しはみんなの糧になってくれていたら嬉しいです。
写真2)令和5年釣り。上先生(後列左から3人目)、平川くん(前列左)、筆者(前列中央)
トップ写真:コラボクリニック学生メンバーとすずかん先生(後列中央)、上先生(前列左)
出典:筆者提供
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