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「高岡発ニッポン再興」 その88 カラス捕獲、おとりゼロの日数は

Japan In-depth / 2023年7月3日 18時0分

中島氏はさらに、 高岡市の職員が、捕獲数を監査するため毎週、檻に行って業者の捕獲数を確認すべきだといいます。カラス対策で知られている鶴岡市では、職員が毎週2回、檻に出向き、業者と一緒に、捕獲したカラスの個体数を数えています。


カラスの捕獲に関して、業者が捕獲する際に、高岡市は立ち会っているのでしょうか。


それに対し、市はこう答弁しました。「カラスの捕獲業務では、業者から月報により捕獲数の報告を受けており、捕獲の際の市職員の立ち合いは、適宜、予告なく行っている」。


高岡市では、カラス対策「春の陣」として巣作り防止作戦も行いました。私は5月に、カラス対策を学ぶため、東京都環境局自然環境部を尋ねました。そこで驚いたのは、巣落としです。ねぐらとなっている公園などで、巣をくまなく撤去していったのです。巣にヒナや卵があると、捕獲できないことになっていますが、東京都では、今後被害が出る恐れがあるという「予察捕獲」という考え方に基づいた許可を出し、巣落としをしていたのです。美しき東京都を取り戻すため、なりふり構わず、カラス対策を実施していました。


それでは高岡はどうでしょうか。質問しました。ヒナや卵がある巣も含めて、くまなく落とす取り組みを県と連携し進めてはいかがでしょうか。


当局は、カラスのヒナや卵がある巣の除去は、カラスの減少に効果があると認めながらも、「公園内の樹木は、大木が多く、また堀の斜面に密生しているなど、巣の除去作業ができる場所が限られているといった課題もあり、巣をくまなく落とすことは難しい」と答弁しました。


一連の答弁について、中島さんは、カラスを捕獲した日時や、立ち会った際の業者の人数など、当局は具体的な根拠を示すべきだと強調。「答弁全体に誠意が感じられません」と論評しました。さらに、「業者任せはありえない。税金を投入している事業だけに、監視する義務がある」と述べています。


カラス退治を急ぎ、美しい古城公園、美しい高岡を取り戻す必要があると、私は思っています。


トップ写真:カラスの檻)執筆者提供


 


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