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北朝鮮非核化戦略の核心は金正恩除去

Japan In-depth / 2023年7月26日 19時0分

米国は、こうした万全の監視体制を見せつけただけでなく、有事に敵基地を叩く体制も見せつけた。敵のレーダ-や通信など電子撹乱のためのEA-18G(グラウラー)、敵のレーダ-網を叩くA-18Cホーネット、敵の軍事施設や地下バンカーを壊滅させるF-15Eストライクイーグル、F35Aステルス戦闘爆撃機、F-22ステルス戦闘機、そして戦略爆撃機のB-1BやB-52H爆撃機、B2爆撃機など、かってないほどの機種と機数が米本土から動員された。それだけでなく、米軍はマイクロウェーブ攻撃でミサイル半導体部品を焼き尽くすCHAMPミサイルでの訓練まで行っていた。





こうした米国の「金正恩除去作戦」に対して、北朝鮮の党副部長・金与正は、7月17日に10日以降4回目の談話を発表し、「数日前、米国が目撃したのは軍事攻撃の始まりに過ぎない」と米国を牽制。また20日には国防相・強純男(カン・スンナム)が「核兵器使用条件に該当できる」と米国を威嚇する談話を発表した。その一方で、19日に短距離弾道ミサイル2発、22日には巡航ミサイル数発を発射した。しかしこの間金正恩は姿を見せなかった。





この北朝鮮の異常なほど敏感な対応は、北朝鮮首脳部が「金正恩除去作戦」をいかに恐れているかを示すものである。今後金正恩が、どのように反応するかが注目される。





トップ写真:米国の弾道ミサイル潜水艦USSケンタッキーが釜山に寄稿(2023年7月19日 韓国・釜山海軍基地) 出典:Photo by Woohae Cho/Getty Images




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