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「尹美香議員は親北活動家」麗澤大学特任教授西岡力氏

Japan In-depth / 2023年9月13日 22時0分

西岡: そこで向こうの運動同士の内紛が始まって韓国の中でその右派のメディアが、それまでは慰安婦運動はタブーで書けなかったんですけども、慰安婦のおばあさんが尹美香を批判したので、尹美香及び挺対協批判を書き始めたんですね。それでお金の話が出てきた。それだけじゃなくて、北と近いって話が出てきて。尹美香の旦那は国家保安法違反で有罪になっている人ですよね。





尹美香が財閥からお金をもらって作ったソウル郊外の田舎にある「憩いの家」とか、おばあさんではなくて、元北朝鮮の食堂の従業員で韓国に亡命している人たちを呼んで、尹美香の旦那が北に帰れという説得をしていた、ということなどが、どんどん韓国のメディアに出たわけです。





尹美香たちは実は人権活動家じゃなかった。自分の懐の金を稼ぎながら親北活動をやっていたということが20年から明らかになって、向こうの勢力の力はものすごく落ちていったということが今起きていて、そして尹錫悦大統領が反日を利用した、実は反国家勢力がいるんだとまで言い始めている。





今、(韓国は)真っ二つに割れている。反日を利用しようとしている野党が福島の水を飲んだり魚を食べたりしたら大変なことになるとか言って今、ハンガーストライキをやっていますけど。それを尹錫悦大統領は「科学を知らない人たちだ」と正面から反論した。毎週土曜日、反日集会をやっているが、韓国の報道によると、先週の土曜日が3回目なんですけども、1回目6,000人、2回目5,000人、先週の土曜日は3,000人しか集まっていない。福島の放流が始まった後、実は韓国でも魚の売上が増えているということで、大統領が先頭に立って嘘の勢力と戦えと言ったことで反日の効用が下がっている。





安倍: 流れが変わってきているんですね。





西岡: そういう中だから尹美香批判も出てきて、より分かりやすくなって、尹美香が人権活動家じゃなくて親北活動家だという、一番分かりやすいことになっているわけですね。





安倍: 尹美香議員は下手を打ったことになりますね。





西岡: そういうことなんですね。私が先週ソウルに行ったのは、9月5日に日韓慰安婦シンポジウムがあったんです。そこでソウルのど真ん中のプレスセンターであったんですけど、日の丸が大きく掲げられる中で韓国の国歌の後、君が代斉唱もあったんです。慰安婦の強制連行性奴隷がなかったという立場の日本人3人、韓国人3人が発表した。





「反日種族主義」の筆者の李栄薫(イ・ヨンフン)先生が祝辞を述べて、韓国大学のラムザイヤー教授、強制連行はなかったって英語で書いて叩かれましたけど、彼も映像メッセージを送ってくれたりしてですね。





安倍: ハーバード・ロー・スクールのジョン・マーク・ラムザイヤー(John Mark Ramseyer)教授ですね。





西岡: 大シンポジウムをやったわけですが、誰も抗議に来なかった。史上初めてですよ、ソウルで強制連行がなかったというシンポジウム、日本人も入れてやるのは。韓国人だけで2019年の後、やっていましたけど。





韓国の反日について書くのは簡単なんですけど、そういう2019年からのアンチ反日の台頭とかね、そういうのを(メディアは)追ってほしいと思います。韓国は2つに割れているんですよ。





(インタビューは2023年9月11日に行われました)





(了)





【西岡力プロフィール】





日本の現代朝鮮研究者。麗澤大学特任教授。公益財団法人モラロジー研究所歴史研究室長・教授。北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長。





トップ写真:麗澤大学特任教授西岡力氏(西岡氏提供)




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