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日本のサポーターよ、原点に戻れ スポーツの秋2023 その4

Japan In-depth / 2023年10月1日 11時0分

かなりの程度まで予想されていた、と言うより、このくらい処分は科されて当然だと考えていた私だが、いざ発表された時は、やはり気が滅入った。





事の発端は、8月2日に行われた、天皇杯の試合である。アウェイで名古屋グランパスと戦って敗れたのだが、試合終了直後、数十人の浦和サポーターが、名古屋サポーターが陣取る応援席に詰め寄り、名古屋を応援する横断幕を次々に引き剥がしては踏みつけ、制止しようとした警備員や一部の名古屋サポーターに暴行を加えるなど、暴徒化したことである。





ネット社会のこととて、多くの動画がYouTubeなどに上げられたが、小さな子供を連れた女性が怯えきっている様子を遠くからだが捉えたシーンが、特に問題視された。





それ以上に世間の怒りを買ったのは、浦和レッズの対応で、3日後の8月5日、田口誠社長らが記者会見をしたが、一部サポーターが立ち入り禁止区域に新修したことは認めたが、





「報じられているような暴力行為は確認できていない」





などとのたまったのである。映像を見れば一目瞭然だというのに、これではサッカー・ファンとネット民に同時にケンカをふっかけたようなものではないか。





8月31日になって、ようやく協会も暴徒化したサポーターに対する処分をし、17人が無期限の入場禁止(他に1人が5試合)となったが、この処分を巡っても、報道によれば、レッズとサポーター代表との話し合いの過程で、





「追加処分があれば、また暴れる」





といった趣旨の発言があったという。





これがどうして、次のワールドカップが楽しみだ、という空気に水を差すことにつながるのか。次回、歴史的な背景も含めて考察してみたい。





トップ写真:試合を応援するサポーターたち(イメージ:記事の内容と関係ありません)出典:Alistair Berg/GettyImages




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