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米中関係はどうなるのか~トシ・ヨシハラ氏と語る その3 中国は日米同盟の空洞化を意図する

Japan In-depth / 2023年11月2日 17時0分

古森 「アメリカの対中姿勢に目を転じると、バイデン政権は基本は中国を『最大の競合相手』と定義づけ、経済関係でも中国の総合国力を利するような高度技術とか軍事転用可能な機材の輸出を規制するなど強固な措置も広範にとっているようです。このへんはトランプ前政権の強硬な対中政策の主要部分をも継続しているようにみえます。


しかしバイデン政権はその一方で対中関係には競合と協力の2つの分野があるのだとも言明する。その協力と思われる分野での動きとしてこの6月から8月末までにブリンケン国務長官、レイモンド商務長官など4人の閣僚級高官を北京に送りました。そして中国側との定期的な協議の開催などを提案させたが、中国側が応じなかったと伝えられています。


バイデン政権のこうした動きに共和党側は軟弱すぎると非難を浴びせています。大統領選挙でも対中政策をめぐる共和、民主両党の激論が予想されますね」


(その4につづく。その1,その2)


*この記事は雑誌「正論」2023年11月号に掲載されたトシ・ヨシハラ氏と古森義久氏の対談録「経済衰退しても中国は『軍事大国』」の転載です。


トップ写真:中国・習近平国家主席(2023年10月18日 北京)


出典:Photo by Suo Takekuma-Pool/Getty Images


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