中国の「一帯一路」は失敗だった
Japan In-depth / 2023年11月7日 17時0分
この一帯一路失敗という見解は、まずいまの中国の経済自体が衰退し、弱体化したことで確実に証明されるといえよう。この構想はそもそも中国自体の経済を国際的な場で成長させ、その影響力をグローバルに広げることを意図していた。だが構想のスタートから10年の現在、中国経済はかつてない縮小を明示したのだ。
中国から融資を受けた一帯一路参加の諸国の経済も顕著な成長や好調を示したところは皆無に近い。要するにこの巨大な国際インフラ建設計画は国際的な経済活力を生まなかったのだ。
この構想の失敗は習近平主席が今後の一帯一路について「小さく美しく」と根本方針の変更を明言したことでも裏づけられる。これまでの構想は「大きく醜く」だったことの自認だとも解釈できる言明なのである。
日本もこの一帯一路の構想に参加せず、本当によかったといえるだろう。この点は二階氏や今井氏に見解を問いたいところでもある。
トップ写真:ロシアのプーチン大統領ら各国首脳を招いた第3回「一帯一路」フォーラムで記念撮影に臨む習近平国家主席(2023年10月18日中国・北京)出典:Photo by Suo Takekuma-Pool/Getty Images
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