1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

アメリカに広がる日本の味覚 その1 アメリカに里帰りした日本のりんご

Japan In-depth / 2023年12月1日 7時0分

*みかん





アメリカで柑橘類の代表格と言えばオレンジ、であるが、オレンジもそもそも、フロリダが植民地時代だった時にスペインから持ち込まれたものである。そして今、日本のみかんがアメリカのお店に普通に並んでいる。「Satsuma Orange」の名前で売られているが、これはカリフォルニアで生産されている温州みかん。日本のみかんの代表的な生産地は和歌山、愛媛、静岡あたりであるが、原種は九州あたりらしいのでそう呼ばれるらしい。









▲写真 「さつまオレンジ」と呼ばれているカリフォルニア産の温州みかん(筆者提供)





*デコポン





高級ブランドとして数年前からアメリカで火が着いた「デコポン」。アメリカでは「Sumo Citrus」「Sumo Orange」の名前で売られていて、今から春にかけてがアメリカでの旬である。「相撲」の名前は形がお相撲さんに似ているからだそうで、カリフォルニアの農家が日本からライセンスを譲り受けてほぼ独占的に生産しており、今やアメリカの都市部では高級な柑橘類として人気を博している。(参考:What Is A Sumo Citrus Orange? - Why Are Sumo Oranges So Expensive?)









▲写真 「Sumo Citrus」として売られているデコポン(筆者提供)





*さつまいも





「Sweet Potato 」はアメリカでも以前から普通に売られていたが、圧倒的な甘さと食感が人気となって、ここ数年、さつまいもは「日本いも」としてその人気が徐々に高まりつつある。









▲写真 産地不明ながら、日本の「さつまいも」人気が加熱しつつある(筆者提供)





りんごの「ふじ」に始まった「日本生まれ」は、その裾野をまだまだアメリカに広げてゆくが、日本の企業自体も会社として海外に進出している例も多い。人気の日本ブランドであるが、ニューヨーク在住日本人としてそれを素直に喜んで良いのかわからない複雑な心境を次回お伝えしたい。





(つづく)





トップ写真:「特売品」として八百屋の店頭に並ぶ、NY産のリンゴ(筆者提供)




この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください