ネットは毒だが役に立つ(上)年末年始に備えて その1
Japan In-depth / 2023年12月11日 23時4分
「日テレNEWS」と「読売テレビニュース」、「tvasahi」と「ANNnewsCH」はどれも登録しているが、これはどういうことかと言うと、同じ4チャンネルなら4チャンネルでも、制作局の系列が違うことを反映しているらしい。
日本のサイトだけではない。と言うより「BBC News Japan」を忘れてはいけない。
ジャニーズ事務所の創立者による性加害問題と、日本の放送業界が長きにわたって、事務所との関係がこじれることを怖れて「見て見ぬ振り」を決め込んでいたことは、このサイトによって満天下に明らかとなった。他にも突っ込んだ報道がなされていり、このあたりのことについて私は、本誌にも『受信料ならBBCに払いたい』と題した記事を寄せている。
その後も複数回この問題に言及したが、最後まで及び腰になるのはおそらくNHKであろう、との観測も開陳した。今年の大河ドラマの主演を、同事務所に所属するビッグネームが務めていたからであるが、どうやら私の見立てが甘かったようだ。
11月13日に、紅白歌合戦の出場者が発表されたが、なんと旧ジャニーズ事務所に所属する歌手はゼロだったのである。1979年以来、44年ぶりのことだとか。
補償問題などが先行き不透明、という理由だと言われているが、罪を憎んで人を憎まず、という考え方もあるではないか。被害者側であるところのタレントが仕事を奪われるのは、やはり理不尽ではないだろうか。
芸能界ならずとも、ここまで露骨な掌返しは、なかなかできるものではない。さすが「皆様のNHK」は考えつくことが違う。
さらには、前シリーズでお伝えした「私人逮捕系YouTuber」の案件にからんでも、こんなことがあった。複数のニュースサイトが、過去に問題視された動画を流したのだが、ガッツchと称するサイトの中で、私人逮捕の際「容疑者」を払い腰で投げ飛ばしていた。
(こいつ、もしかして格闘技経験者か?)
などと、つい思わされたのは、武道有段者の私が見ても、堂に入った投げ技だったからである。まあ私なら不意打ちでもくらわない限り、そう簡単に「制圧」されはしないだろうが……という話ではなくて、ニュースサイトではそのあたりの情報が全然得られなかったので、いわゆるアウトロー系のサイトに当たってみた。
果たせるかな「丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニー」というサイトに、当人が出演していて、暴力団の構成員だった過去がある、と語っているではないか。なんだ、そっち系のケンカ上等だったのか。想定の範囲内と言おうか、さほど違和感もなかったが。
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