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2024年は2023年の「変化」が更に進展【2024年を占う!】日本:社会

Japan In-depth / 2023年12月24日 11時0分

2024年は2023年の「変化」が更に進展【2024年を占う!】日本:社会




小寺昇二(株式会社ターンアラウンド研究所 共同代表 主席研究員)





小寺昇二の「人財育成+経営改革」





【まとめ】





・2024年は2023年に現れた新たな『変化』が更に広範囲に、強く起こる年になる。





・「旧い体制は変わらない、抗ってもムダ」という社会に対する意識が変わりつつある。





・「おかしなことは時間がかかっても必ず是正される」ことを発信していきたい。





 





結論を先に申上げると、2024年は、「2023年に現れた新たな『変化』がさらに広範囲に、かつ強く起こる年になるのではないか」と考えています。





■2023年の「ダークサイド」における変化





では、その2023年に現れた「変化」について、まず「ダークサイド」から見ていきましょう。





<2023年のダークサイドにおける変化の具体例>





1. 国際的に度々批判を受けながら継続してきた外国人労働者の扱いに関して、「入管法が改定」されたこと
2. ジャニーズの創業者による性加害が白日の下にさらされ、ジャニーズ事務所の解体、再編となったこと、その他、宝塚歌劇団でのハラスメント、過酷労働が問題化するなどこれまでアンタッチャブルだった芸能界の問題に陽があたったこと
3. 自民党のパーティー券に纏わる裏金問題が注目され、自民党、政府での人事に波及していること





これらの問題は、長きに渡って問題があることが指摘されながら、「問題化は難しい」とか「変えることは無理だろう」と考えられてきたという共通点があります。





それが、





・外国特派員やBBCからの指摘、つまり外国からのプレッシャー(①、②)





・あまりにも時代や倫理観にそぐわなくなるほどの制度疲労(③)





などを受け、問題化しました。





しかしながら、それぞれについて





1. 入管の改定が、内容によっては改悪になっていたり、本質的な課題にはメスが入っていない。
2. メディアについては、今回も責任、再発防止策策定に対しては不十分。
3. ザル法と言われる政治資金規正法そのものの欠陥についてまでは現状、追求が及んでいっていない。





といった有り様であり、長年の「岩盤」のような、国際的にも恥ずかしい現状を変えるだけの変化にはなっていないという印象です。但し、問題が世間に晒される状況になったことは一定の進歩であり、とにかく「旧い体制は変わらない、抗ってもムダ」という社会の風潮が変わる兆しが垣間見られるようになっているのではないでしょうか?





これらの問題は、是正するまでは別事案(別事件)の発生、発覚なども伴いながら、今後も燻り続けるでしょうし、上記以外にもたくさん存在する「昭和の宿痾」のようなものにも火が飛び移っていくことも多くなると思います。火の拡がりは広範囲になってくるのではないかと予想しています。





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