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政治不信は頂点に達する【2024年を占う!】内政

Japan In-depth / 2023年12月31日 17時0分

こうした状況下、岸田政権は当面続くことになる。9月の自民党総裁選まで総選挙がなければ、岸田続投となるか、それとも総裁選に複数名乗りを上げるか、永田町では神経戦が続くことになる。





日本の政治がコップの中の嵐に翻弄されている間、笑いが止まらないのは中国だろう。勝手にやっていれば良い、とほくそ笑んでいるに違いない。いつまでも内政の混乱を長引かせることは日本の国益を棄損する。





政治の安定は国力に直結する。一日も早く政治の膿を出し切り、自民党は再出発すべきだ。派閥などいつまでも固執するものではない。政策集団というなら、政策ごとに議員が集まり法律を作れば良いだけの話だ。いつまでも親分子分の関係でつながっていてどうする。昭和じゃあるまいし、時代錯誤もはなはだしい。派閥解散を岸田首相は宣言すべきだ。





そもそもなんでそんなに色の付いてない金が欲しいのか。





「政治は金がかかる」と当たり前の様に語られるが、一体に何に金がかかるのか。国が負担してくれる以上雇う場合の秘書の人件費、チラシやポスターの印刷費、交通費などにかかるという。





しかし毎年、300億円を超す政党交付金が日本共産党を除く各党に分配されているのを私たちは知っている。それでも足りないからパーティーを開いて裏金作りに精を出すというなら、どうしたら良いのか考えるのが政治の責任だろう。「政治とカネ」の問題をどうするか、この古くて新しい問いに明確な解決策を示すことが出来るなら、岸田首相は名宰相の名を歴史に残すことになるのだが・・・。





そして最後に我々有権者も身を質さねばならない、と言いたい。政治家を選んでいるのは私たち有権者だということを忘れてはならない。「政治は国民を映す鏡」なのだ。





ある地方議員が自嘲気味に言った。





「政治に金がかかるっていうのは本当。祭りにいけばなんだ金持ってこなかったのか、と主催者に嫌味を言われる。だから金を包まないわけにはいかない」。





知ってて知らない振りをしているのか、それとも慣習だから、と何も考えずにやっているのか知らないが、お祭りで政治家が寄付をすることはもちろんのこと、有権者が政治家に寄付を要求することも立派な公職選挙法違反である。私たち有権者も襟を正さねばならないということだ。





票を金で買うようなことがあってはならない。子供だって分かる理屈が通ってない現実を直視すべきだ。





2024年、政治の混乱は続く。しかし、それを終息させる為に私たち一人一人が何をしたらいいのか、考える年にしたい。





トップ写真:千葉の補欠選挙で自民党候補者の応援に立つ岸田首相(2023年4月15日千葉県浦安市)出典:Tomohiro Ohsumi/Getty Images




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