改めて考えたい災害への備え 能登半島地震
Japan In-depth / 2024年1月8日 11時0分
EVやPHVは、家電製品などに給電することができる。発災直後の停電時に威力を発揮する。ガソリンスタンドの復旧には時間がかなりかかる。過去の災害で、電力網は1週間程度で復旧しているとのデータもある。災害による電力供給の一時停止に備え、自治体がEVやPHVを公用車にすることや、各家庭がガソリン車から乗り換えることも一つの選択肢だろう。
情報端末として必須の携帯電話の電池切れは深刻な問題だ。情報が遮断されると不安も大きくなる。停電時の充電用に太陽光で発電するソーラーチャージャーを用意しておくのも手だ。
▲写真 ソーラーチャージャーでスマホを充電しているところ(イメージ)出典:VlarVix/GettyImages
また、知名度はいまいちだが携帯電話充電用に使える「マグネシウム空気電池」というものもある。マグネシウムを主原料とする電極に塩水を供給するだけで電力が発生するものだ。自己放電しないため長期保存が可能で、防災用として開発されている。古河電池やフジクラコンポジットなどが販売している。リチウムイオンのモバイルバッテリーは充電しなければならず、放電したら停電時には使えない。空気電池は一考に値しよう。
その他、自家発電機もあれば便利だ。燃料にガソリンを使うものよりは、備蓄できるカセットボンベが使える発電機が家庭向きだろう。本田技研工業やヤマハ発動機などから発売されている。
▲写真 カセットボンベ式発電機、ホンダ「EU9iGB(エネポ)」出典:本田技研工業
日本列島、どこに住んでいても自然災害から逃れることはできない。紹介した災害用品はどれもそれなりにお金がかかる。いっぺんに買いそろえるのは無理でも、普段からすこしずつ備えをしておくことが重要だ。
トップ写真:石川県輪島市の山間の町大野町に向かう途中、水やその他の救援物資の入ったボトルを運ぶ人々(2024年1月4日)出典:Buddhika Weerasinghe/Getty Images
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