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雪を守れ!スキー場の電力100%を再エネ化

Japan In-depth / 2024年2月5日 11時37分


写真)積雪発電を利用した融雪実証実験の様子。プレハブの屋根に登る電気通信大学の榎木光治准教授。手前側アルミシートの下には60℃に温めた不凍液が流れるチューブが這わせてあるので、雪は溶けて積もらない。 2024年1月18日 北海道倶知安町 ⒸJapan In-depth編集部


 


それ以外にも、スキーやスノーボードに使用されるワックスに含まれるフッ素化合物は、自然分解に時間がかかり環境への悪影響が懸念される。そこで、東急リゾーツ&ステイでは、2023年1月より東急スノーリゾート各施設の売店で新開発の「ノンフッ素ワックス」を販売している。地道な活動だが、自然を守る大切な一歩である事は間違いない。



出典)東急不動産


こうしてみてくると、雪山と環境を守る取り組みは実に多種多様だ。1デベロッパーである東急不動産が、グループ上げて多角的にサステナビリティに取り組む姿勢は、これからの開発事業のひとつの参考になるだろう。


今回は雪の保全がテーマだった。触れなかったが、生物多様性もリゾート開発の課題のひとつだ。日本の雪山は世界のスキーヤー・スノーボーダーにとって至宝だ。こうした包括的な取り組みが他のスキー場にも広がっていくことを期待したい。


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