1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

常磐病院尾崎章彦医師、松田妙子賞を受賞

Japan In-depth / 2024年2月25日 17時0分

松田竹千代氏、松田妙子氏いずれも公を強く意識していたのだろう。だからこそ、当時、日本社会が必要とした事業に傾注した。





彼らが人生を通じて大切にしたのは、学びつづけることだ。松田妙子氏は、73才で東京大学工学部から「日本近代住宅の社会史的研究」というテーマで博士号を与えられている。また、1986年には「学び続けること」、「社会と関わりを持つこと」をサポートするため、生涯学習開発財団を立ち上げ、33年間、理事長を務め、向学心ある多くの人々をサポートした。





松田妙子氏の後を継いで、生涯学習財団の理事長に就任したのは次女である佐藤玖美氏だ。米国生まれで、ボストンのマッキンゼー・アンド・カンパニーで幹部を務めた人物だ。現在は母親が立ち上げたコスモPRの社長も務めている。筆者も面識があるが、優秀かつチャーミングな女性だ。





松田竹千代・松田妙子・佐藤玖美氏と続くファミリーの伝統は、社会のために、予定調和を破ることを厭わないことだ。東京大学医学部卒という「エリート」の王道を離れ、福島で活動し、世界に発信している尾崎医師の姿に共感したのだろう。それが、今回の受賞理由だと思う。





東日本大震災から13年が経過した。その記憶は風化しつつある。だが、現在でも、佐藤玖美氏のような人がいて、福島を支援している。一人でも多くの人々に、このことを知ってもらいたいと思う。





トップ写真:右が尾崎医師、左が張教授 出典:筆者提供




この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください