国際情勢からの日本の憲法改正の必要性(下)アメリカが切望する日本の改憲
Japan In-depth / 2024年5月1日 17時0分
「憲法9条は日本にとって危険になってきた。日本の他国との集団自衛を阻むからだ」(2017年9月、ウォールストリート・ジャーナル紙の社説)
以上、私が長年、ワシントンで注意を向けてきたアメリカ側の日本憲法に対する動きのなかでの顕著な実例である。より近年でも外交関係評議会、アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート(AEI)、国防大学研究所などが日米同盟の強化という観点から日本への憲法改正の提言を公表してきた。
歴代の政権がこうした主張を公式には述べないのは、他国の内政への干渉や現行の日米同盟への悪影響を考慮したためだといえる。
このように日本が憲法を改正して安全保障面、軍事面で他国と同様になり、対外的な安保協力を強めることへの国際的な期待はかつてなく大きいのである。
(終わり。上はこちら)
*この記事は月刊雑誌「日本の息吹」2024年5月号掲載の古森義久氏の論文の転載です。
トップ写真:木原防衛相とシャップス英国防相による日英防衛相会談(2023年11月7日 防衛省)出典:防衛省
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[社説]自衛隊発足70年 際限なき拡大に危機感
沖縄タイムス+プラス / 2024年7月2日 4時0分
-
自衛隊の任務拡大、増えるリスク 集団的自衛権容認から10年
共同通信 / 2024年7月1日 18時8分
-
安保環境変化で役割拡大=自衛隊発足70年―専守防衛形骸化に懸念も
時事通信 / 2024年6月30日 14時11分
-
「トランプ陣営の世界戦略がさらに明るみに」その5(最終回)日本との同盟を超重視
Japan In-depth / 2024年6月28日 19時0分
-
「トランプ陣営の世界戦略がさらに明るみに」その1 新文書が示す国際安全保障策
Japan In-depth / 2024年6月25日 23時0分
ランキング
-
1大分県宇佐市の強盗殺人、死刑判決の被告側が即日控訴…裁判長「被告が犯人と優に認められる」
読売新聞 / 2024年7月2日 22時9分
-
2マンションから転落疑いの女児死亡 意識不明で救急搬送 札幌
毎日新聞 / 2024年7月2日 21時19分
-
3殺人事件発端は「ラーメンを食べる画像」なぜ…きょう勾留期限・旭川市女子高校生橋から転落殺人
STVニュース北海道 / 2024年7月3日 6時36分
-
4かすむ「ポスト岸田」上川外相 米兵事件巡る批判で「洋平さんと同じ道」
カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年7月2日 22時17分
-
5なぜ日本のメディアでは小池百合子都知事の「荒唐無稽な噓」がまかり通るか《カイロ大「1年目は落第」なのに首席卒業》
文春オンライン / 2024年7月3日 6時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)