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三木武夫ばりの2枚腰、岸田首相、どう窮地を乗り切る

Japan In-depth / 2024年5月31日 23時0分

 


 それだけに、重大視していなかった身内の不祥事での立件は、伏兵と言おうか、予想外の大打撃だった。


 


 通常国会での野党の追及は激しいものが予想される。審議が停滞し、予算成立の見通しがたたなくなって、首相が〝クビ〟を差し出して予算を成立させるという最悪の事態も想定されよう。 


 


 古い話になるが1989年、リクルート事件で通常国会の審議が紛糾、万策尽きた竹下登首相(当時)が、退陣表明して、それと引き換えに予算を成立させた経緯があるから、非現実的な話とばかりはいえない。


 


 仮に通常国会を無事乗り切ったとしても、総裁選が行われる秋には、衆院の任期満了が1年余に迫る。自らの選挙を考え、「勝てる総裁を」を擁立しようと岸田おろしが激化するかもしれない。 


 


 岸田首相にとって悪い材料ばかりとは限らない。


 


 1月22日に掲載された朝日新聞、読売新聞の調査を見ると、岸田内閣の支持率はいずれも24%。それぞれ、前月比1ポイントアップと、1ポイント減。いずれも2012年の政権復帰以来の最低水準とはいえ、この厳しい情勢の中でわずかとはいえアップか微減というのは驚異的というべきだろう。


 


 首相にとって、形勢挽回のチャンスが、わずかながらあるかもしれない。


 


トップ写真:ソウルで開かれた日中韓三国首脳会談の様子((左から岸田首相、ユン・ソンニョル韓国大統領、王毅中国外相、2024年5月27日、韓国ソウル)


出典:Photo by Chung Sung-Jun/Getty Images


 


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