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物理学の「2024年問題」タイムトラベル論争も時間の問題?その1

Japan In-depth / 2024年6月24日 15時25分

その立場から、時間とは量子もつれの副産物、という議論は、ほとんど門外漢の私でありながらも、いささか首をかしげざるを得ない。





読者の中には欧米など、日本から見て地球の裏側にある国へと旅をして、現地で「時差ボケ」に悩まされた経験をお持ちの方も、きっとおられるだろう。





生物には「体内時計」というものがあり、人間を含めた昼行性の動物は、明るいうちに活動して夜になると眠るように、いわばプログラミングされているのである。このシステムには修正機能があって、個人差はあるが時差ボケも時間が経てば治るものだ。





時間というものが、物質と時計の「量子もつれ」の副産物に過ぎないのだとすると、体内時計は一体なにとどのようにもつれているのだろうか。





さらに言えば、体内時計をプログラミングした「親時計」は、どこにあるのか。





このテーマを掘り下げるには、まず、どうして人間はタイムトラベルなどということを思いつき、多くの人がその世界観に惹かれるのか、を見ておく必要があるだろう。





次回、実例を挙げて紹介させていただく。





(つづく)





トップ写真:「National Quantum in Madurodam」にて「Quantum Jungle」を体験するオランダのコンスタンティン王子。このコースは、一般市民や学生、企業などに量子技術の新たな可能性と課題を知ってもらうための取り組み。(2024年4月14日 オランダ・ハーグ)出典:Patrick van Katwijk/Getty Images




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