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中国BYD、フラッグシップEVセダン「SEAL」衝撃価格でデビュー

Japan In-depth / 2024年6月29日 0時36分

中国BYD、フラッグシップEVセダン「SEAL」衝撃価格でデビュー


安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)


【まとめ】


・中国自動車メーカー、日本で3車種目のフラッグシップセダンを投入。


・戦略的ローンチング価格でシェア拡大を狙う。


・日本のEV市場の起爆剤になるか、注目。


 









写真)BYD SEALのリアからのビュー


EVブームが一向に来ない日本において、一人気を吐いているのが中国の自動車メーカーBYD。


知らない人もいるかもしれないが、米テスラと匹敵するくらいEVを世界中で売っている新興自動車メーカーだ。


実は去年から日本でEVを販売しており、これまでに2,500台を販売した。(累計登録台数:2024年6月時点)


日本のEV市場は、トヨタが本気を出さないので一向に拡大せず、日産自動車の軽EV「SAKURA」が一人販売を伸ばしているのみ。


そんな日本市場に本格的にEVを投入している海外自動車メーカーは、米テスラとBYDだ。BYDはテスラより参入は遅れたが、去年1月にSUV EV「アットスリー(ATTO 3)」を、9月にコンパクトEV「ドルフィン(DOLPHIN)」を発売した。そして今回満を持して、フラッグシップモデルのセダンEV「SEAL(シール)」を投入した。矢継ぎ早に3車種も投入するとはその本気度を感じさせる。


「SEAL」とは英語でアザラシの意。BYDは、海にちなんだ車名の「海洋シリーズ」と中国歴代王朝の名の「王朝シリーズ」があり、「SEAL」は「海洋シリーズ」になる。


2022年の5月からの販売累計はこれまで全世界で23万台を超える人気モデルだ。









写真)会場の「WeWork アイスバーグ」は集まった報道陣でぎゅうぎゅう。東京都渋谷区神宮前


国内メーカーの新型EVの発表がしばらくない中、久しぶりの新型EVモデルのお披露目とあってメディアの注目度は高く、6月25日の会見場には100名以上からなる報道陣が駆けつけた。


■ スタイリング


まずはスタイリングを見てもらおう。


日本車のようにゴテゴテしていないスリークなスタイリングは、欧州車風な雰囲気をまとう。フロントとリアの膨らみにより、フラッグシップセダンにふさわしいダイナミックでありながら、ソフィスティケーティッドなエクステリアが斬新だ。細く、一直線につながったテールランプが特徴のリアビューは近未来を予感させる。後続車のドライバーからも一目でそれとわかるデザインだ。


会見に臨んだBYD Auto Japan株式会社代表取締役社長の東福寺厚樹氏も、「試乗車を友達の家に乗っていたり、知り合いに見せたりしたときに、もうみんな『おーかっこいいな』って言ってくれる」と話す。









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