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米大統領選、民主党「進むも地獄、退くも地獄」

Japan In-depth / 2024年7月3日 10時57分

 


 マクロンの判断ミスとまでは言わない。だが、今のところは「肉を切らせて骨を切る」作戦が外れ、「骨肉とも切られてしまった」状態だ。7月7日の決選投票でRNの単独過半数を阻止すべく、左派系と中道系が包囲網構築を目指す動きも出始めたというが、昨日まで罵り合っていた連中が一致団結できるのかね?甚だ疑問である。


 


 次はイラン大統領選挙だが、予想通り、強硬保守派と改革派候補による決選投票になったようだ。但し、これには注釈が必要である。筆者はイランに真の意味での「改革派」がいるとは思っていないからだ。本当にイランを「改革」したいなら、イスラム共和制そのものを直す必要があるが、彼らはそこまでは考えていないだろう。


 


 決選投票は普通の保守派と強硬保守派の争いに過ぎない。しかも、「改革派」が勝利する可能性はあまり高くないだろう。立候補が認められた6人の候補者の中に「改革派」がいたことは、最高指導者が民衆の不満の「ガス抜き」効果を狙ったためで、決して「改革」を望んでいる訳ではないと思うからだ。


 


 ここでNHK「キャッチ!世界のトップニュース」について一言。地上波ながら平日朝10時05分という時間帯ではあるが、これは極めて良質な国際ニュース番組だ。筆者が出演した7月1日の特集は【対イスラエル政策に影響も アメリカのユダヤ社会】だったが、こんな微妙な内容を、よくぞ取り上げてくれたと感謝している。


 


 HPには「アメリカの人口の2%ほどを占めると言われているユダヤ系の人たち。政財界やメディアなど各界で著名人を輩出している。また、バイデン政権が国際社会から強い批判を受けながらもイスラエルを支援し続ける背景に、アメリカのユダヤ社会の影響があるとも指摘されている」とある。


 


 続いて、「専門家と共に、アメリカのユダヤ社会が対イスラエル政策に持つ影響力について分析する」とあったが、その専門家が筆者だった。なんと光栄で、有難いことか。これまでアメリカのユダヤ系社会については「陰謀論」的な言説が多かったが、これほど真正面から解説する番組はこれまでなかっただけに、とても嬉しかった。


 


 続いては、欧米から見た今週の世界の動きを見ていこう。


7月2日 火曜日  独首相、ポーランド訪問


          ハイチ大統領・首相、ワシントンで米国務長官と会談


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