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”青渋”エリアに起爆剤「渋谷アクシュ」開業へ

Japan In-depth / 2024年7月6日 13時49分

 









写真)Jean Jullien(ジャン・ジュリアン)氏の作品「The Tank(水槽)」


ⒸJapan In-depth編集部


 









写真)NANZUKA代表・南塚真史氏 オフィスエントランスにアートギャラリーが隣接する


ⒸJapan In-depth編集部


2階には、アートバー「NANZUKA TAKEN」もオープンする。扉を開けると、まっさきに空山基の彫刻作品「セクシーロボット」や田名網敬一の映像作品に目を奪われ、近未来的な雰囲気に包まれる。ソファやテーブルも、中村哲也や大平龍一がコミッションワークで制作したもので、無機質なアルミのシルバーとファブリックの赤が妖しい雰囲気を醸し出す。















写真)空山基の彫刻作品「セクシーロボット」


ⒸJapan In-depth編集部


また、先に紹介した「NANZUKA PUBLIC」と連動したアートを店内に展示しているのが「TRATTORIA PIZZERIA 207(トラットリア ピッツェリア ニーマルナナ)」。「The Tank」をエントランス前に臨む。


神奈川県葉山の一色海岸至近にある同名の一軒家レストランの姉妹店として東京初出店だ。


昼は明るく開放的でカジュアルな雰囲気だが、夜は無数のペンダントライトの下、煌めく星空のダイニングと変貌する。


館内のギャラリー、飲食店、外部広場などがアートで連動させる試みは新しい。このエリアを知らなかった層も引きつける要素となりうるだろう。


 









写真)「Trattoria Pizzeria207」昼の店内


ⒸJapan In-depth編集部


 









写真)「Trattoria Pizzeria207」夜の店内


Ⓒ株式会社GRAPES


 









写真)「Trattoria Pizzeria207」メニューの一例


ⒸJapan In-depth編集部


■ 働く場としての渋谷の魅力


渋谷アクシュは、商業4フロア、オフィス19フロア約7,500坪を提供するが、開業前に満床になったことは、働く場所としての渋谷の魅力を再認識させることになった。入居企業の業種は人材関連サービスで知られるビジョナルグループをはじめ、IT、不動産、金融など多岐にわたっているという。


東急株式会社 不動産運用事業部 事業推進第三グループ主査 亀田麻衣氏は、渋谷区の空室率は約4%で千代田区に次ぐ低い水準であり、同区の平均募集賃料は2024年第一四半期で月坪約2万3千円と都心5区の中で最も高い水準であることを明かした。


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