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”青渋”エリアに起爆剤「渋谷アクシュ」開業へ

Japan In-depth / 2024年7月6日 13時49分

 









写真)東急株式会社 不動産運用事業部 事業推進第三グループ主査 亀田麻衣氏


ⒸJapan In-depth編集部


「渋谷はオフィスの絶対数が少ないという要因もあるが、コロナ後、真っ先にマーケットが戻ってきたのが渋谷であり、それだけ勢いのある企業が渋谷にいること、そして渋谷にオフィスを構えたいと考える企業の多さを表している」と語る。


その理由として亀田氏は、「渋谷が今も昔も文化や遊びの要素が強く、日本の今がここにある」、と述べたうえで、渋谷は様々な目的で人々が集う街であり、どんなスタイルでいても街に馴染むのが大きな特徴だとした。そのため、コロナ以前からシェアオフィスやノマドワークが根付いていたり、髪型や服装も自由で自分らしく働いている人が多いという。


加えて渋谷は三軒茶屋や代官山、中目黒、恵比寿といった人気の住宅街が電車で10分圏内にあり、「働く、遊ぶ、暮らす」といったQOLの高い生活をしやすい環境にあると指摘した。


「日本の今と隣り合わせで働けることはビジネスにとって非常に大切な要素であり、従業員が自分のスタイルで働きやすいことは、現在の多様な働き方の中でますます大事なポイントになってくる」と話した。


すでに、渋谷にはGoogle Japan、サイバーエージェント、DeNA、GMOインターネット、ミクシィなど数々のIT企業がオフィスを構えている。


 









写真)渋谷アクシュ インテリアグリーンを手掛けるSOLSOと協働。2階天井に配置された「垂直庭園」は、ビル空間を緑で繋ぎ、空間全体の緑視率を向上させた。


ⒸJapan In-depth編集部


渋谷の再開発は今後も続く。京王井の頭線「渋谷」駅直結となる、オフィス・商業・ホテルの大規模複合再開発が、三菱地所により進行中だ。2027年2月の竣工を予定している。


また、7月21日に渋谷西口地下歩道が開通。玉川通りで分断されていた渋谷駅西口と桜ヶ丘エリアが自由に地下で往来できるようになる。JR東日本渋谷駅新南改札も使用開始となり、駅と周辺商業施設への動線も確保される。7月25日には渋谷サクラステージの商業エリア37テナントが開業するなど、この夏以降、渋谷をハブとして、「広域渋谷圏」の賑わいはさらに加速しそうだ。


(了)


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