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「石丸氏2位」が持つ意味とは(上)「選挙の夏」も多種多様 その3

Japan In-depth / 2024年7月25日 18時0分

まずは、7日に放送されたフジテレビの選挙特番で、アイドルユニット出身のタレントが、ゲスト出演していた石丸氏に、いささか要領を得ない質問をしたところ、





「大変申し訳ないのですけれど、前提の部分がまったく正しくないなという風に感じましたよ」





などと一蹴したが、これがまず「上から目線」などと叩かれた。録画を見て、たしかにこのタレントの質問がトンチンカンであったことは否めないように思えたのだが、石丸氏が日頃「尊敬している」と公言している橋下徹弁護士(元・大阪市長)に対する、慇懃な受け答えとの対比で、悪い印象を持たれてしまったのかも知れない。あとはおそらく、美人を攻撃する者に正義などない、と考える者は、この世で私一人ではない、ということだろう笑。





実際に石丸氏は、別の番組で、この時のやりとりについて問われ、





「女子供に容赦をする、っていうのは本当の優しさではない、と思っている」





などと発言し、今度はこれが、女性蔑視などとバッシングされた。時代劇でよく、





「女子供とて容赦はせぬ」





などという台詞があるが、石丸氏は、そういうことがよくない、と言っていたのだ。これはさすがに、叩く方がおかしいだろう。





いずれにせよ今次の都知事選における石丸氏の大善戦で、いわゆるネット世論の大いなる影響力と同時に、その限界が明らかになったように思う。





限界というのは、政治は一人ではできないという事実に、石丸氏自身も彼を支持したネット民も、ちゃんと気づいているのだろうか、と思わざるを得ないからだ。





実際、本稿の冒頭では、まだまだ尾を引きそうだと述べたが、一部の保守系メディアでは、一過性のブームに終わるのではないか、との観測が、早くも出はじめている。





次回、この問題をもう少し掘り下げつつ、英国の選挙においても、SNSやTikTokが大いなる混乱を引き起こしたことを紹介しよう。





トップ写真:東京都知事選挙に立候補した(左から)前広島県安芸高田市長の石丸信二氏、東京都知事の小池百合子氏、参議院議員の蓮舫氏、元航空自衛隊長の田母神俊雄氏が東京の日本記者クラブで共同記者会見に臨んだ(2024年6月19日)出典:Photo by Yuichi Yamazaki - Pool/Getty Images




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