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トランプのNY殴り込みを見てきた

Japan In-depth / 2024年11月3日 7時0分

州外から来ている人の中には、この機会を利用してニューヨーク観光をして地元に戻る、という人もいた。このトランプ集会自体も観光の一部であるというわけだ。それも理解できる。集会が行われるMSGは、普段、大規模なコンサートや、スポーツイベントばかりが行われ、チケットはどれも極端に高額、中に入ることだけでも、貴重な体験、とも言える。しかも今回は無料のイベント。NY観光ツアーの一部としても成り立つ。日本で言えば、地方から来て、東京ドーム行ってきた、というようなものか。





会場の外で5時間。





入場を待つ間にはいろいろなことが起きた。アメリカ的と言うか、雰囲気をもり立てるような大声で、号令をかける人は言うに及ばず、トランプグッズを売りに来る人もいた。中でも個人的に驚いたのは、日の丸とアメリカの国旗を掲げ、トランプ支持のプラカードを掲げながら周囲を歩き回っていた20人あまりの日本人の集団であった。









▲写真 サポーターをサポートする、という日本人の団体の人々(筆者撮影)





聞けば、20人全員が同じ団体ではなく、話を聞いた人のうち、私と同年輩と思われる女性お二人は、熊本から来て、車を運転して、9月から全米で行われているトランプ集会を、物理的に移動が不可能だった場所を除いて、数十か所以上訪れて、同様の活動をしているとのことであった。





12時の開場とともに、並んでいた人たちは会場になだれ込んだ。





警察の警備で、危惧していた反トランプ派との衝突は全くなかったが、後に残されたゴミの山は醜かった。





特に、徹夜組は、会場に持ち込めないのをわかっていながら、折りたたみイスや、寝袋、毛布などの徹夜グッズとして持って来て、それらすべてを、ゴミとして、現場に放置していったのである。





MSGへの入場には、国土安全保障省(U.S. Department of Homeland Security)による厳重なセキュリティーチェックが行われていた。





会場に入ってみると、演壇にもっとも近いアリーナ席は、すでに徹夜組で埋め尽くされていた。我々が入ったフロアもほぼ、人々で埋め尽くされていたが、我々の入ったフロアより、上の階は完全な空席であった。





やはり思ったほど、人は集まっていない。ニューヨークはやはり、民主党が強く、そこで、このようなイベントを行うことに無理があったのだと思った。





午後2時になり、応援の演説が始まった。





応援演説は、なんと29人に及んだ。





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