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芝浦に木造高層ビル これからどうなる?

Japan In-depth / 2024年11月11日 19時0分

芝浦に木造高層ビル これからどうなる?




Japan In-depth編集部(成沢緑恋)





【まとめ】





・東急不動産は木造RCハイブリッド構造を採用した環境配慮型物件『コンフォリア芝浦 MOKU』を竣工。





・同社はハード面とソフト面の両面から環境への取り組みを推進し、環境意識をリードする企業を目指す。





・木造賃貸マンションの普及は、人々の環境への意識にかかっている。





 





都内の賃貸住宅物件に新しい流れが出てきた。木造と鉄筋コンクリート(RC)を組み合わせたハイブリッド住宅がそれだ。





2024年10月、東急不動産株式会社は、同社の賃貸レジデンス「COMFORIA」シリーズ初となる木造RCハイブリッド構造の『コンフォリア芝浦 MOKU』を東京都港区芝浦4丁目に竣工した。





木造RCハイブリッド構造とは木造と鉄筋コンクリート造を組み合わせた構造のことで、本物件はZEH(※1)や低炭素建築物認定(※2)等も取得する環境配慮型物件となっている。11月8日に開かれた内覧会では、その全貌が明らかになった。





◼︎環境配慮型物件の詳細





本物件は「木質化」を主軸にしており、壁面緑化を取り入れた正面の外観からも木の温かみを感じることができる。驚いたのはエントランスに足を踏み入れたときだった。建物内に入った瞬間、木材の良い香りに包まれた。





実は、本物件では環境への取り組みを身近に感じる工夫が色々施されている。その一つが、この「香り」である。エントランスと2階ラウンジに、ロート製薬株式会社「BELAIR LAB」と共同開発したサステナブル香料を用いたオリジナルフレグランスによる空間演出が取り入れられており、まるで森の中で深呼吸をしているかのような香りが感じられる。





また、2階ラウンジには、本物件のテーマ「MOKU」を視覚的に感じられる工夫が凝らされている。ラウンジの入り口には樹齢160年のスギの最も根に近い部分をまるごと使用したテーブルが置かれており、その奥には立ち入り可能なウッドチップが散りばめられたエリアがある。









▲写真 樹齢160年のスギを用いたテーブル ©Japan In-depth編集部









▲写真 ウッドチップエリア ©Japan In-depth編集部





ラウンジのバルコニーには海洋ごみを再生利用した椅子が設置されており、さらに、ラウンジの塗料には自然由来かつ最終的に土に還る無害の塗料が使用されるなど、随所に環境への配慮が感じられる。









▲写真 海洋ごみを再生して作られた椅子 ©Japan In-depth編集部





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