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すすきの、夜だけじゃない!商業施設開業で昼夜問わず賑わう街に

Japan In-depth / 2024年11月29日 7時0分

こうした複合商業施設ができた効果は実際、数字に表れている。水族館や映画館などのオープンで、これまですすきのエリアに足を運んでいなかったファミリー層の来場が増えたことや、トレンド感のあるショップや飲食店の入居により若年層も増えた。





また、昼間から楽しめるエリアへと変貌したことで、午前中から夜まで平均的に人流が増えた。昼間は閑散としていて、夜になると一気に人が増える歓楽街エリアから、一日中楽しめるエリアとして変貌しつつある。









▲写真 昼間から学生の姿もちらほらⒸJapan In-depth編集部





ココノススキノ支配人の志村敦史氏によると、開業1年間で累積来場者数は当初想定していた800万人を遙かに超え、約1,100万人に達したという。初年度の数字としては想像以上だろう。その理由について聞いてみた。





「やはり地域密着をしっかり掲げて、幅広いターゲット層にいかに楽しんでもらうかを考えた結果だと思います。午前中はご高齢者様、昼過ぎになるとベビー連れの若いママさんたち、夕方になると学生さんや仕事終わりのオフィスワーカー、それに、すすきので働くナイトワーカーの方達も仕事前に立ち寄って買い物するなど、まんべんなくどの世代の方も想定以上に来ていただけているのが、来場客数が好調な要因なのかなと思っています」。









▲写真 ココノススキノ支配人志村敦史氏ⒸJapan In-depth編集部





来場者の内訳は、ざっくり8割が地元の人で、残り2割がインバウンドを含めた観光客だという。これまで低調だった中国からの観光客も復調しており、来年の春節には大いに期待していると志村氏は語る。





今後は、オールターゲット戦略は保ちつつ、それぞれの層がさらに満足度を高めて行きたい、と志村氏は話す。たとえば、一時託児所を設けて、ママさん達が一日遊べるプランなどを考えたいという。また、今後増えるインバウンド需要を見越して、多言語対応を早急に整える予定だという。





こうしたすすきのの変化に、札幌市も期待を寄せる。札幌市都心まちづくり伊関洋課長は、「都市まちづくり推進室ができて約20年にわたってやってきた市の都心のまちづくりを魅力的に感じてもらった結果、投資が増え、今まさにタワマンの建設や、様々な商業施設などの入れ替えが起きてきている」、として、「一定の成果が出ている」、とこれまでの市の取り組みを評価した。









▲写真 札幌市都心まちづくり課長伊関洋氏ⒸJapan In-depth編集部





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