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トランプ氏はなぜ勝ったのか ドーク教授の分析 その7 同性結婚とキリスト教の教え

Japan In-depth / 2024年12月9日 23時49分

今回はアメリカ連邦最高裁判所のフィリップス氏が経営するマスターピース・ケーキ店とコロラド州当局との対立での判決でフィリップス氏が勝っていたにもかかわらず、コロラド州最高裁判所はこの案件を棄却しました。法的な特殊性を理由として、フィリップス氏が差別の罪を犯したかどうか、または彼が宗教的権利の範囲内に留まっていたか、についての判決を下すことを明確に拒否したのです」





古森「本来ならばコロラド州最高裁判所はこのカミングアウトした女性の訴えをしりぞけ、フィリップス氏の宗教的信念からのノーを認めるべきだったということですね。連邦最高裁判所がすでにそういう趣旨の判決を下していたのですから」





ドーク「ところがそうはならなかった。このジャック・フィリップス事件が示したのは、LGBTの活動家たちが、宗教的信念を堅持するキリスト教徒をどこまで迫害するか、迫害できるのかという度合いでした。彼は連邦最高裁判所からの彼にとっての有利な判決にもかかわらす、他の活動家たちからの攻撃、そしてさらにコロラド州の法律制度全体からの攻撃をも、かわさなければならなかったのです。





アメリカでのこのような宗教的迫害の犠牲者はフィリップス氏だけではありません。 しかし彼はこの種の迫害がどこまで進むことができるかを示す悲惨な教訓です。フィリップス氏は少なくとも刑務所には入らなかった。しかしローレン・ハンディという女性の場合はそうではなかったのです。彼女は妊娠中絶クリニックを封鎖しようとしたのです。そのために彼女は5年の懲役刑を言い渡されました。 





彼女のグループの他の7人のメンバー、27歳から76歳までもが、24ヶ月から27ヶ月の懲役刑の判決を受けました。彼らは誰かを殴ったり、物的損害を与えたりはしませんでした。彼らはただ賛美歌を歌い、ロザリオで祈っただけだったのです」 





(その8につづく)





トップ写真:最高裁判所前で会見に臨む保守派キリスト教徒のパン屋ジャック・フィリップス氏(2017年12月5日ワシントンD.C.)出典:Photo by Chip Somodevilla/Getty Images  




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