2024年を振り返る:政治指導者の判断ミスと「新常態」の始まり
Japan In-depth / 2024年12月26日 13時35分
「ハヌカー」とは「奉献」を意味するヘブライ語で、別名「光の祭り」とも呼ばれるユダヤ教の祭事だ。紀元前1世紀にユダヤ人がエルサレム神殿を奪還し、再び奉献したことを祝うもので、大体クリスマス前後なのだが、ハヌカーの時期は毎年ユダヤ暦で決まる。今年は12月26日の日没とともに始まるそうだ。
英語では「ハッピー・ハヌカー」と言うのだが、これはキリスト教徒には言えない。そこでアメリカで登場したのが「Happy Holidays」という「政治的に適切な」言葉、というのが筆者の見立てである。但し、これもイスラム教徒やヒンズー教徒などにはピンとこないので、要注意なのだが・・・。ちなみに、キリスト教徒の少ない日本では、なぜかというか、当然ながら、「メリークリスマス」が主流である。
最後はいつものガザ・中東情勢だ。先週は「シリア情勢は、一つ間違えれば、中東全域の大混乱にも繋がりかねない大事件だ」と書いたが、今週もその見立ては変わらない。今は真の意味の「シリア再建」への序曲か、それとも更なる「シリアの悲劇」の始まりなのか?神のみぞ知るである。
今週はこのくらいにしておこう。2025年が読者の皆様にとって実り多い年となることを祈っている。いつものとおり、この続きは今週のキヤノングローバル戦略研究所のウェブサイトに掲載する。
トップ写真:ロックフェラー・センターのクリスマスツリー(2024年12月21日、ニューヨーク)
出典:Photo by Craig T Fruchtman/Getty Images
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