1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

東京外かく環状道路 東名JCT 地中拡幅工事まもなく開始

Japan In-depth / 2025年1月12日 22時55分

東名JCTは、本線トンネル(地下の幹線部分)と、東名高速道路へ出入りするためのランプウェイ(連結路)のトンネルが交差・接続する地点だ。ここではスムーズな合流・分岐が求められるため、車両が安全に車線変更や速度調整を行うための十分な空間が必要になる。したがって、本線トンネルとランプウェイをつなぐ部分のトンネル断面を大きく拡げる(拡幅)必要があるのだ。









▲図 A・Hランプシールド・地中拡幅部全体平面図 出典:国土交通省 関東地方整備局 東京外かく環状国道事務所  東日本高速道路株式会社 関東支社 東京外環工事事務所 中日本高速道路株式会社 東京支社 東京工事事務所「第30回東京外環トンネル施工等検討委員会 」令和6年9月10日





下の図をみてわかるとおり、地中拡幅部の断面をみると楕円形となっている。今回は、拡幅工事がまだ行なわれてなかったので目視で確認できなかった。工事は1月下旬から開始される予定だ。









▲図 上:地中拡幅全体概要図 下:H ランプシールド地中拡幅部断面図(ランプシールドとは、外環本線トンネルとランプウェイのトンネルを地下で接続するために、ランプウェイ側のトンネルをシールド工法で掘削し、接続部を拡幅した場所のこと)出典:国土交通省 関東地方整備局 東京外かく環状国道事務所  東日本高速道路株式会社 関東支社 東京外環工事事務所 中日本高速道路株式会社 東京支社 東京工事事務所「第 30 回東京外環トンネル施工等検討委員会 」令和6年9月10日





■ 拡幅工事に関する住民説明会





今回、中日本高速道路株式会社と東日本高速道路株式会社、並びに国土交通省関東地方整備局東京外かく環状国道事務所は、メディア向け説明会と同時に、東名JCT地中拡幅工事箇所周辺の住民対象に説明会(オープンハウス)も行なった。(1月10日、11日開催)





調布市内で発生した地表面陥没・空洞事故を受けて行なわれたもので、参加者(初日7名、2日目29名)からは、地下水への影響や、工期などについて質問が出た。「家の下における工事だが、説明を聞いて少し不安が解消した」との声もあったという。





今後、振動・騒音対策の徹底や、地表面の変異、地下水位の変動の定期的な把握を行い、適切に情報を提供して地域の安全・安心を高める予定だ。





■ 今後の見通し





東名JCT地中拡幅工事は最低でも3年はかかるとのこと。現在工事が中断している調布市の区間の再開時期次第ではあるが、未開通区間全体が開通するのは少なくとも数年先になるだろう。





今回は見ることができなかったが、拡幅工事が終わったら再度見学したい。その時はまた報告する。





トップ写真:東名JCT地中拡幅部(2025年1月11日東京都世田谷区)ⒸJapan In-depth編集部




この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください