BYDの攻勢止まらず 2025年にPHEV投入 新型クロスオーバーSUVも
Japan In-depth / 2025年1月25日 12時12分
安倍宏行(Japan In-depth編集長・ジャーナリスト)
Japan In-depth編集部(楊文果)
【まとめ】
・BYDは2025年に日本市場にPHEVモデルを投入し、BEVとの両輪経営を推進する方針を発表。
・新型クロスオーバーSUV「BYD SEALION 7」が2025年4月に発売予定。
・EVバスやEVトラックも投入する。国内ディーラー網も拡大する。
中国の自動車メーカー、BYD(中国比亜迪汽車)の進撃がとまらない。同社は、1月24日、シティサーキット東京ベイ(東京都江東区青海)にて、2025年の事業方針発表会を開催した。
BYD日本法人の劉学亮代表取締役社長は、PHEV(プラグインハイブリッド)を2025年内に日本市場に投入することを表明した。
▲写真 発表をする劉社長 ⒸJapan In-depth編集部
実はBYDの乗用車の販売の約6割はPHEVだ。中国市場でもBEVより低価格のPHEVが人気で、日本でもその投入が待たれていた。時期については、認可の問題などもあり、決まり次第発表するとのこと。
一方で、PHEVを投入するとBEVとシェアを食い合うのではないか、と質問したところ、BYD Auto Japan株式会社の東福寺厚樹社長は、「BEVとPHEVが出来るだけ積み上げが出来るようなプライスレンジや、モデルラインナップの空隙(くうげき=すきまの意)を埋めていけるように、今パズルをちゃんと組み立てようとしているところです。おっしゃる通り、完全に同じところに両方選べるとなると、2倍に増えるのではなくて1足す1が1になりかねないのはおっしゃる通りなので、そこは慎重に考えながら、うまくお客様のニーズに応えながらBYDとして台数が増やしていけるラインナップを今検討しております」と答えた。
▲図 BYD2024年乗用車部門の販売比率 提供:BYD
■ BYD世界販売427万台
昨年、BYDの世界新車販売台数は乗用車と商用車合わせて427万台となり、世界1位となった。前年度と比べて41.26%増という急成長である。BYDは2003年から乗用車の生産を開始し、2008年から商用車の研究開発も始め、これまで全世界70ヶ国と地域、400以上の都市で事業展開してきた。EVバス、EVトラックの販売数は累計13万台に上る。BYD特有のリン酸鉄リチウムイオン電池はコストが安く、安全性が高い点が評価されているという。「今後もますます増えていく予定です」と劉社長は自信を見せた。
この記事に関連するニュース
-
BYD、電動SUV『シーライオン7』4月発売へ、新型PHEVの日本導入も
レスポンス / 2025年1月25日 9時30分
-
スタイリッシュSUV「シーライオン 7」4月発売! さらに日本専用の「中型バス・J7」も初披露! BYDの新たな事業方針とは
くるまのニュース / 2025年1月24日 14時0分
-
BYD、日本発売モデル第4弾 クロスオーバー e-SUV「BYD SEALION 7」4月販売開始
PR TIMES / 2025年1月24日 12時45分
-
全長4.8mの「大きなクーペSUV」25年春発売! 新型「シーライオン」登場へ BYDの日本第四弾モデルに
くるまのニュース / 2025年1月12日 15時10分
-
BYD、東京オートサロン2025に今年導入予定の「BYD SEALION 7」を参考出品
PR TIMES / 2025年1月10日 14時45分
ランキング
-
1日航機が離陸前に前輪トラブル「かなりの音が、バーン」乗客約360人にけがなく、4時間以上遅れで別の機体で出発 新千歳空港発羽田行き
北海道放送 / 2025年1月27日 8時32分
-
2外国人観光客増える箱根町に58か国語対応の防災無線…「グジャラート語」や「アフリカーンス語」なども
読売新聞 / 2025年1月27日 7時45分
-
3【最新】はねられた女性が搬送先で死亡 車の下敷きに…2台にはねられる 赤で横断?早朝の札幌
STVニュース北海道 / 2025年1月27日 7時0分
-
4【速報】システム障害で運転免許証が作成できない状態 復旧のめど立たず 新潟県警(27日午前10時40分時点)《新潟》
TeNYテレビ新潟 / 2025年1月27日 11時43分
-
5兵庫県警「姫路市議のXは誤り」…知事選で「特定候補を応援するよう通達」投稿の削除を自民県連に要請
読売新聞 / 2025年1月26日 21時56分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください