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【海外発!Breaking News】飼い主の遺体に72日間寄り添った犬、痩せて体重が半分に減るも“奇跡”の生還(米)

TechinsightJapan / 2023年11月16日 20時55分

【海外発!Breaking News】飼い主の遺体に72日間寄り添った犬、痩せて体重が半分に減るも“奇跡”の生還(米)

米コロラド州サンファン山脈のブラックヘッド山(標高約3810メートル)で10月30日、8月19日から行方不明になっていたハイカーの男性(71)がハンターによって遺体で発見された。そばには72日間を生き延び、体重が通常の半分以下に減った愛犬が寄り添っていたそうで、「奇跡の生還」との声が上がっている。アウトドア専門のニュースサイト『Outside Magazine』などが伝えた。

コロラド州アーチュレッタ郡パゴサ・スプリングスのリチャード・ムーアさん(Richard Moore、71、以下リッチさん)が先月30日、行方不明になってから72日ぶりに遺体で発見された。経験豊富なハイカーだったリッチさんは8月19日、愛犬でジャック・ラッセル・テリアのメス、“フィニー(Finney、3)”と登山に出掛け、帰宅することはなかった。



遺体はたまたま馬に乗って狩猟中だった男性が、山頂から東に4キロ(2.5マイル)の急斜面で発見したそうで、一帯は当初行われた16日間の捜索の対象外だった。男性はそばに寄り添っていたフィニーを捕まえようとしたものの失敗し、地元の救助隊らが翌日、ヘリコプターで一帯を捜索してフィニーを保護し、地元の動物病院に搬送後、家族に引き渡した。

遺体が見つかった場所は登山道からかなり離れており、リッチさんが何故その一帯に立ち入ったのかは不明だが、アーチュレッタ郡の検死官ブラッド・ハント氏(Brad Hunt)によると、死因は低体温症という。



なおフィニーの発見を受け、今回ヘリコプターからフィニーを発見したアーチュレッタ郡保安官事務所の危機管理司令官、ライアン・フォスターさん(Ryan Foster)は、次のように語った。

「発見時、遺体のそばにいたフィニーは救助隊員に歯をむき出しにし、吠え、襲い掛かろうとしていました。ガリガリに痩せてはいましたが動きは活発で、遺体を守っていたのです。」

「我々がフィニーをおびき寄せるために使ったのは、鎮静剤を入れた缶のドッグフードでした。フィニーはひどくお腹が空いていたのでしょうね。缶を歯で噛んで離そうとせず、ゆっくりと一口一口、噛みしめながら食べていました。」

さらに結婚34年になるという妻ドナ・ホルビーさん(Dana Holby、78)は、「夫が亡くなったことは今でも信じられません。でもフィニーが戻って来たことは異次元の出来事ですよ」と驚きを隠せず、帰宅後の愛犬の様子についてこのように明かした。

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