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【海外発!Breaking News】1か月に猫300匹をバケツの中で溺死させる残忍さ! 猫肉提供のレストラン廃業へ(ベトナム)<動画あり>

TechinsightJapan / 2023年12月28日 14時55分

【海外発!Breaking News】1か月に猫300匹をバケツの中で溺死させる残忍さ! 猫肉提供のレストラン廃業へ(ベトナム)<動画あり>

ベトナムのタイグエン省で今月、猫肉料理を提供していたレストランが動物福祉団体の支援を受けて廃業した。同レストランでは1か月に300匹の猫を溺死させて調理していたそうで、経営者の男性は常に罪の意識を感じていたという。英ニュースサイト『Metro』などが伝えた。

ベトナム在住のファム・クオック・ゾアインさん(Pham Quoc Doanh、37)は今月初め、タイグエン省のタイグエン市で5年間経営してきたレストラン「ザー・バオ(Gia Bảo)」の店じまいを決めた。

同レストランでは毎月、300匹の猫を溺死させて猫肉スープなどを提供してきたが、廃業にともない「thịt mèo(猫肉)」と書かれた看板が撤去され、約20匹の猫たちが保護された。



ベトナムでは猫肉を食べるのは珍しくなく、人々は「猫の胆汁には媚薬効果がある」「幸運をもたらす」「新型コロナウイルス感染症に効果がある」などと信じているという。また犬肉よりも猫肉のほうが高く売れるそうで、動物福祉団体「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International、以下HSI)」によると、ベトナムでは1年で約100万匹の猫が殺処分されるそうだ。さらに殺処分されるほとんどは野良猫か盗まれたペット猫だそうで、2児の父であるファムさんは「猫肉の提供に関しては、いつもモラルに反していると感じていた」と明かし、このように続けた。

「実を言うと、猫肉を売りたいと思ったことは一度もないし、他人の腹を満たすために猫を殺すことはしたくなかったんだ。」

「それでレストランをオープンした当初は、普通のメニューだけでやっていた。でもそのうち経営が厳しくなってね。近くに猫肉の店がないこともあって、提供を始めたんだよ。」

「調理する猫は1匹ずつ、水を張ったバケツに入れて溺死させた。棒で押さえつけながらね。そして苦しむ猫を見て『この子は誰かのペットだったかもしれないな』などと思ってやりきれなかったし、心が痛んだ。でも、全てはお金のためだった。家族のためにお金が必要だったんだ。」



ファムさんが使っていたのは、長い柄の先に伸縮可能な輪がある捕獲棒で、輪を猫の首にかけて締めつけ、水が入ったバケツに入れて棒で押さえていたという。

しかしながらファムさんは良心の呵責に苛まれ、地元のHSIに助けを求めた。HSIは2015年、韓国で犬猫肉の取引を禁止する「Models for Change」というキャンペーンをローンチして成功し、ベトナムでも昨年、同じキャンペーンを開始した。そうしてファンさんは、猫肉の提供をしていたレストランを廃業し、代わりに食料品店を設立するために1回限りの助成金をHSIから受け取った。

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