【海外発!Breaking News】道の真ん中に取り残されたラーテルの赤ちゃん 見つけたライオンの反応は?(南ア)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年1月19日 15時55分
蜂の巣を襲いハチミツを好んで食べるため、ミツアナグマとも呼ばれるイタチ科のラーテル。メスは1回で1~2匹の赤ちゃんを産むと3か月ほど巣穴の中で子育てし、約3日おきに口にくわえて別の巣穴に引っ越しするという。そんなラーテルの赤ちゃんがある日、南アフリカのクルーガー国立公園の道の真ん中に取り残され、オスのライオンに見つかってしまった。ライオンはその後、いったいどんな反応をしたのだろうか。
会計士で野生動物写真愛好家であるレオン・バーデンホーストさん(Leon Badenhorst)が16日、アフリカの野生動物専門サイト『Latest Sightings』でクルーガー国立公園でのユニークな経験を語り、注目された。
レオンさんはその日、「ヨタカなどの夜行性の鳥を見たい」と南アフリカ北東部のレタバ・レスト・キャンプを早朝に出発し、ファラボルワ・ゲート(Phalaborwa gate)近くのタール舗装された道路「H8」を運転していた。すると、まだ人が誰もいない道の真ん中に、3頭のオスのライオンが寝そべっていたという。
そこでレオンさんは、ライオンの邪魔にならないように車を停めて観察を始めたところ、ライオンは気にする様子もなく「もっと良い角度で撮影しよう」と車を少しずつ前進させた。
レオンさんは当時のことをこのように振り返る。
「しばらくすると、ライオンの1頭が立ち上がり、道路上の何かのニオイを嗅ぎ始めてね。最初はただの水牛の糞かと思ったけど、カメラでズームインしてみると、小さな動物の赤ちゃんだということに気付いた。でも最初は、それが何なのか分からなくてね。色からすると、コビトマングースかハイエナの赤ちゃんである可能性もあった。」
その赤ちゃんは生きていたものの、母親は周辺に見あたらず、レオンさんは「ライオンに見つかってしまったことに悲しさを覚えると同時に興味をそそられた」と明かし、このように述べた。
「カメラで音を拾うことはできなかったけど、キーキーと小さな鳴き声が聞こえてね。1頭のライオンは好奇心旺盛で、その小さな個体に対して不思議なほど優しくしていた。前足を使って軽く叩いてみたりして、その赤ちゃんと遊んでいたんだよ。」
「ところが観察しているうち、ライオンは『それを食べることができる』ということに気付いたようだった。そしてまさにその瞬間、私もその生き物が小さなラーテルだということを悟ったんだ。」
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