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【海外発!Breaking News】トマトピューレの味を「甘すぎる」とSNS投稿した女性 逮捕され、メーカーから損害賠償請求も(ナイジェリア)

TechinsightJapan / 2024年4月7日 16時48分

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SNSが普及した現在では、レストランの対応の良し悪しや洋服や食品など購入した商品の感想が多数投稿されている。しかし、国によっては投稿の内容に注意する必要があるようだ。ナイジェリア在住のある女性は、地元メーカーが販売するトマトピューレの味を批判したことで逮捕、起訴されてしまったという。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。

ナイジェリアの都市ラゴスに住むキオマ・オコリさん(Chioma Okoli、39)は、Facebookに1万8000人以上のフォロワーがおり、地元では名の知れた起業家でもある。そんなキオマさんが昨年9月17日、トマトピューレについて投稿したことで警察に逮捕された。

キオマさんはシチューを作るためにお気に入りのトマトピューレを買いに行ったが、品切れだったことから地元の大手食品メーカー「エリスコ・フーズ・リミテッド(Erisco Foods Limited)」のトマトピューレを初めて試してみたという。

しかしこのトマトピューレが思った味ではなかったようで、キオマさんはFacebookで正直に「甘すぎる」と投稿した。すると投稿から1週間後の9月24日、キオマさんは教会にいたところをナイジェリア警察の私服警官に逮捕されてしまったのだ。

キオマさんはトマトピューレの批判をしたことで、同国が定めるサイバー犯罪禁止法違反の容疑で逮捕され、彼女はそのまま雨漏りのする床が濡れた状態の独房に勾留された。キオマさんは、米ニュースメディア『CNN』の取材に対して次のように述べている。

「あの日の午後6時頃、私は独房に入れられてしまったのです。椅子などもなく、天井からの雨漏りで水浸しの床に足が浸かった状態で翌日まで立ちっぱなしでいることを余儀なくされました。時々脚が疲れてしゃがんだりして、そんな中で私は家にいる子供たちのことを考えたり、自分自身に問いかけたり祈ったりと、精神的にかなり参っていました。」

キオマさんは翌日、「謝罪する」という条件で保釈されたが、彼女の弁護士によれば「警察に強要されたため謝罪に応じただけで、正式なものではない」と主張している。裁判所に提出された法的文書によると、ナイジェリア警察はキオマさんが「エリスコ・フーズ・リミテッドに対して(批判的な方向へ)人々を扇動する目的でFacebookを利用した」ために告訴したとその理由が書かれてあったそうだ。

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