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【海外発!Breaking News】安楽死直前、胃にウジが湧いていた5本脚の子羊 保護され歩けるまでに(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年4月2日 11時15分

【海外発!Breaking News】安楽死直前、胃にウジが湧いていた5本脚の子羊 保護され歩けるまでに(米)<動画あり>

米ミシシッピ州の農場で先月下旬、5本脚の子羊が誕生した。子羊は通常ならば安楽死されてしまうところだったが、動物のリハビリに尽力する女性に保護され、命の危機を乗り越えてなんとか歩けるまでになった。米ニュースメディア『Fox News』などが伝えている。

ミシシッピ州ストーン郡ウィギンズに住むナタリー・リノットさん(Natalie Renot、35)は3月25日、同郡パーキンストンの農場主から連絡を受け、5本脚で誕生した雄の子羊を引き取った。

ナタリーさんはこれまで同農場から9匹の動物たちを保護し、リハビリを行ってきたそうで、5本脚の子羊に“スパイダー・ラム(Spider-Lamb)”と名付け、自宅でケアすることにしたという。

同州ハリソン郡ビロクシに40エーカー(東京ドーム3.4個分)の農場を持つナタリーさんは、「スパイダー・ラムのような子が産まれると通常、農場経営者のほとんどは安楽死を選ぶの。でもその農場主は『あの子羊はとても可愛くて、どうしても処分できなかった』と言ってきてね。それで引き取ることにしたの」と、当時を振り返る。

スパイダー・ラムを自宅に連れて帰ったナタリーさんはまず、被毛にこびりつき固まっていた排泄物を洗おうしたところ、腹部に無数のウジ虫を発見し衝撃を受けた。そして、その場でできるだけウジ虫を振り落とすと、スパイダー・ラムをブランケットでくるみ、ファー・ベイビーズ動物病院に車を走らせた。

スパイダー・ラムは胃の中にウジ虫が寄生し、ひどい感染症で高熱を出しており、ナタリーさんはその晩、獣医に「このままではダメかもしれない」と言われたものの、子羊は奇跡的に山を越えたという。



しかしながらスパイダー・ラムは、腸が睾丸の中に入っている状態のヘルニアで、手術が必要であることが判明。ナタリーさんはクラウドファンディングサイト「GoFundMe」に専用ページを設置して寄付金を集めることにした。そうしてSNSにスパイダー・ラムの動画を投稿するとメディアによって取り上げられ、目標額2500ドル(約37万9000円)のところ、6日間で5100ドル(約77万3600円)以上の寄付金が集まった。

さらに嬉しいことに、獣医はスパイダー・ラムの今後についてこう語ったのだった。

「子羊は誕生してから15分ほどで歩くことを始める。スパイダー・ラムは生後1週間も経っていないが、だいぶ力をつけ、なんとかバランスを取って立ち上がることができるようになった。もちろん他の羊と比べると普通とは言えないものの、“この子なりの普通の人生”を歩むことができる。」

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