【海外発!Breaking News】16年かけて成長したスイカ大の腫瘍を顔からぶら下げた男性 手術で「軽く楽になった」(米)<動画あり>
TechinsightJapan / 2024年4月27日 20時55分
米リアリティチャンネル『TLC』の新シリーズ「テイク・マイ・チューモア(Take My Tumor・私の腫瘍を取って)」で公開された、米アリゾナ州に住むティムさん(Tim、62)の腫瘍切除手術のビフォーアフターが注目されている。ティムさんは顔の右側に16年かけて成長したスイカ大の腫瘍があり、頭頸部がんの専門家によって切除手術を受けたのだった。英ニュースメディア『The Daily Star』などが伝えた。
アリゾナ州スコッツデールに住むティムさんは2007年、右耳のそばに小さな吹き出物ができていることに気付いた。当時46歳だったティムさんは、吹き出物を指でギュッと摘まんでみたが潰れることはなく、それは次第にえんどう豆と同じくらいの大きさになったという。
ティムさんは、当時のことをこのように振り返る。
「大きくなった吹き出物を潰そうとして、人に頼んでみたけど潰れなくてね。ある朝、目覚めると今度は小さなスーパーボールほどになっていた。それでネットで調べたところ、『皮膚の嚢胞性疾患(皮膚腫瘍)』というのがしっくりきた。それに周りのみんなも『それは良性だから、放置していても問題ない』と言っていたよ。」
ところがティムさんの吹き出物はさらに大きくなり、16年をかけてスイカほどの大きさに成長。日常生活だけでなく自動車整備士の仕事にも影響が及ぶようになった。
ティムさんは、手術前のことをこう明かしている。
「腫瘍があまりにも大きくて、食事をする時はテーブルや食べ物にぶつかってしまうから立って食べていた。それに重い腫瘍に引っ張られ、顔が歪んでしまってね。頭痛も酷く、動きによっては顔が引き裂かれるように感じたり、眠れない夜を過ごすこともあったんだ。」
ところがティムさんは健康保険に入っておらず、手術をするお金もなかったそうで、腫瘍を放置した状態で16年を過ごしてきた。そしてそんな時に「手術を受けてみないか」と連絡をしてきたのが、カリフォルニア州ロサンゼルスを拠点に活躍する頭頸部がんの専門家、ライアン・オズボーン医師(Dr. Ryan Osborne)のチームで、ティムさんは同医師に最後の希望を託したのだった。
そうしてティムさんの手術のビフォーアフターは『TLC』で特集され、ティムさんを診察したオズボーン医師は、「大きな腫瘍は耳の下にある唾液を分泌する耳下腺に生じる耳下腺腫瘍だろう」と推測し、「普通はクルミほどなのにスイカのような大きさまで成長することは珍しい」と驚愕した。
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