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【海外発!Breaking News】歯がほとんどない糖尿病の4歳娘、主食は炭酸飲料 育児放棄で死亡させた母に有罪(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2024年5月30日 20時55分

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2022年1月、当時4歳だった米オハイオ州の女児が糖尿病の合併症で死亡した。母親は主に炭酸飲料のマウンテンデューを哺乳瓶で与えていたそうで、今月24日に少なくとも懲役9年の有罪判決が言い渡された。米ニュースメディア『Cincinnati Enquirer』などが伝えた。

オハイオ州クラーモント郡に住むタマラ・バンクス(Tamara Banks、41)に24日、過失致死罪で少なくとも9年の有罪判決が言い渡された。タマラは娘カーミティ・ホーブちゃん(Karmity Hoeb)に、砂糖がたっぷりと含まれたマウンテンデューを哺乳瓶で与え、時には育児用調製粉乳と混ぜていた。また娘が様々な健康問題を抱えていたにもかかわらず、医師に診せることはなかったという。

専門家によると、子供が一日に摂取すべき砂糖の量は24グラム未満だが、12オンス缶(約355ml)のマウンテンデューには約46グラムの砂糖が含まれているそうだ。



そんなカーミティちゃんが自宅で意識不明に陥ったのは2022年1月21日のことで、タマラとカーミティちゃんの父クリストファー・ホーブ(Christopher Hoeb、53)が緊急通報し、シンシナティ・チルドレンズ・ホスピタル・メディカル・センターへと搬送された。

しかしながらカーミティちゃんは糖尿病に関連した合併症を起こしており、救急隊が一時的に蘇生させることはできたものの、その後のCTスキャンで脳死状態であることが判明した。そして1月25日、生命維持装置が外され、死亡が確認された。

カーミティちゃんの歯は溶けてほとんど残っておらず、治療も受けていなかったようで、検察官は「これまでで最も悲劇的な事件」と指摘。幼い頃から育児放棄され、重度の合併症の兆候があったにもかかわらず適切な医療を受けていなかったことや、必要な栄養を摂取できず、糖尿病の診断さえついていなかったことを明かしていた。

さらにカーミティちゃんは、亡くなる4日ほど前から深刻な医学的問題があったものの、両親は助けを呼ぶことも緊急治療室に連れていくこともしなかった。そうして娘の容体が悪化し、真っ青になり呼吸が止まってからやっと重い腰を上げたが、すでに手遅れだった。

死因は糖尿病の急性代謝性合併症の一つである「糖尿病ケトアシドーシス」で、脳に酷い損傷を受けており、クラーモント郡の検事補クレイ・タープ氏(Clay Tharp)はこう述べた。

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