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【海外発!Breaking News】ピーナッツの粉で作ったブラウニーをもらって食べた19歳女性、アナフィラキシーショックで死亡(米)

TechinsightJapan / 2024年11月21日 16時29分

【海外発!Breaking News】ピーナッツの粉で作ったブラウニーをもらって食べた19歳女性、アナフィラキシーショックで死亡(米)

米ウィスコンシン州出身の19歳の女性が今月10日、グルテンフリーのブラウニーを食べ、アナフィラキシーショックを起こして死亡した。女性はナッツアレルギーで、ブラウニーは小麦粉の代わりに焙煎したピーナッツの粉を使用していた。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

ウィスコンシン州ウォータータウンにあるマラナータ・バプティスト大学の1年生、ハンナ・グラスさん(Hannah Glass、19)が4日夜、キャンパス内の女子寮でブラウニーを2口食べたところ、急に体調が悪化した。

ハンナさんは3歳と6歳の頃、ピーナッツによる軽いアレルギー反応を経験したことから、これまでナッツ類は避けてきた。このブラウニーは、大学の女性グループがキャンパス内で手作りしたもので、ハンナさんはピーナッツ粉が使われていることを知らずに親しい友人からもらって口にした。

嘔吐し、全身にアレルギー症状が現れたハンナさんは、市内在住の両親に電話して助けを求め、心配した両親は娘と会話しながら車で寮に向かった。さらに寮には、両親から連絡を受けた友人で看護師のエリザベスさん(Elizabeth)が駆けつけ、ハンナさんは抗ヒスタミン薬「ベナドリル」を服用した。

母ジャニーンさん(Janean)が到着した際、ハンナさんはバスルームにいたが症状は落ち着いており、嘔吐してから約1時間後、自ら歩いて2段ベッドの上段に移動した。しかし、ベッドで横になると突然、呼吸困難に陥って意識を失った。

後から分かったことだが、この時、ハンナさんの右肺は潰れていた。そして、寮でエピペンが投与され、救急車が呼ばれた。

ハンナさんはその後、何度もけいれん発作を起こし、病院に向かう途中の救急車内で3~4分間、心停止した。父デイビッドさん(David)は当時について、「娘の状態は完全に反応がなく、私にはどうすることもできなかった」と振り返った。

病院で生命維持装置に繋がれたハンナさんだが、脳が腫れ、体の機能が完全に停止し、医師から臓器提供の提案を受けた両親は苦渋の決断を下した。



10日、病院の廊下では、ドナーに敬意を示す「見送りの儀式(オーナー・ウォーク)」が行われ、家族が別れを告げた後、ハンナさんの生命維持装置が外された。ハンナさんの主要な臓器は4人の命を救ったそうで、娘を失ったデイビッドさんはアナフィラキシーショックの怖さについて伝え、「このような思いをするのは私たちだけで十分だ。娘の臓器を提供することで、ほかの人に第二の人生のチャンスを与えることができればいい」と述べて肩を震わせた。

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