【エンタがビタミン♪】田原総一朗×小林よしのり「民間人が憲法を作った時代もあった」「天皇陛下に決断を下すような時代にしてはいけない」
TechinsightJapan / 2015年7月26日 20時32分
26日、東京・東銀座にてBLOGOS×映画『日本のいちばん長い日』 田原総一朗×小林よしのりトークイベントが行われた。戦後70年を迎える日本。折しも国会では“安全保障関連法案”が衆議院で可決され、27日から始まる参院審議を前に国民の理解を得られていない。本作で描かれた太平洋戦争末期、連合国のポツダム宣言の受託を迫る中、降伏か本土決戦か阿南陸軍大臣、昭和天皇、鈴木貫太郎首相の考える“決断”や“戦争”について田原と小林が吼えた。
冒頭、司会の大谷広太BLOGOS編集長より「1967年に映画化された本作では昭和天皇の後ろ姿しか描かれていなかったが、今回は昭和天皇役の本木雅弘さんがかなり前面に出て終戦の流れの中ではっきりと意志を示している」と本作について説明があった。田原総一朗と小林よしのりの両名は、まず“昭和天皇像”についての意見を求められた。田原が「昭和天皇をよく描いている。時間が経ったからそれだけ描けるようになったのでしょう。当時は天皇を描けなかったんでしょうね、時代が」と語れば、漫画で何度も昭和天皇を描いてきた小林は「今まで昭和天皇を演じていたイッセー尾形はチャップリンみたいに滑稽に、戦後生まれの人間が昭和天皇を見た時の違和感を強調して演じていた。何かが違うと感じていたが、今回演じた“モッくん”はモノマネをせずに自然にしゃべり気品が漂っていて、モノマネじゃないというのは良い。“モッくん”の演技のやりかたがうまいなと思った」と昭和天皇を演じたモッくんを称賛した。
映画を観覧し、当時の日本について疑問を抱いた若い世代が田原と小林に質問するコーナーでは「広島に原爆が落とされ、当時敵だったアメリカを今の日本はアメリカ大好きになっていることのヒントを教えて欲しい」との質問に、田原は「日本人がアメリカを好きになったのは、小林さんがダメだと言っている憲法(制定)にアメリカは2つの目的があった。ひとつは日本を弱体化し再び日本が戦争をできない国にする。もうひとつは日本を徹底的な理想的な民主主義にすること。言論・表現の自由、宗教の自由、男女同権、基本的人権など国民の主権に日本人がしびれたところがある。小林さんが(掲げる)一番の問題として、戦後日本は経済の発展のためにエネルギーのほとんどを使った。安全保障をアメリカに委ねたということは、外交の主権をアメリカに委ねている。今になってどうするんだ」ということだと説明した。
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