1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

【海外発!Breaking News】11月は肺がん啓蒙月間 患者の20%は非喫煙者、女性に多いその現実と闘うために(米)

TechinsightJapan / 2016年11月18日 19時15分

■食生活
アメリカがん協会(ACS)によれば、不健康な食生活を送る者では肺がん発症リスクもやはり上がるとのこと。一方で、喫煙者であっても「新鮮で安全な果物と野菜をたっぷりと摂る健康的な食生活を送ることで、肺がんの発症率を低下させられる」としている。

■女性であるということ
アメリカの女性においてガン死のトップは肺がん、これに乳がん、結腸がんが続く(日本では2位だが増加傾向にある)。多くが非喫煙者かつ発症年齢が若いことが特徴で、これは女性の方がベンゾパイエン、NNKほかタバコに含まれる発がん物質に対して弱く、傷ついた遺伝子の修復能力が低いことが理由として挙げられる。なお喫煙者においても、男性より女性の喫煙者が肺がんを発症する確率は約3倍高く、かつより少ない喫煙量で発症しているそうだ。

女性にはそもそも腺がん患者が多いが、閉経が早い女性では肺腺がんの発症が少なく、一方で閉経期にエストロゲン補充療法を受けている女性で発症例が多い。このことから、エストロゲンレセプターの発現、ホルモン受容体の数など“女性であること”自体も肺腺がんのリスクに関係しているもよう。喫煙している女性がエストロゲン補充療法を受けると、非喫煙女性の32倍も肺腺がんを発症するリスクが高まるとの報告もある。

なお分子標的治療薬であるゲフィニチブ(商品名はイレッサ)は、東洋人、女性、非喫煙者、腺がんの4つの要素を満たす患者に特に良好な反応を示し、有効率は50%以上とも言われる。「自分は肺がんではないか」と疑っている女性は、決して悲観することなくすぐに呼吸器科など医療機関へ。非喫煙者であっても40歳を過ぎたら1度くらいは自分の肺の様子をよく知っておくことが大切だという。

■家族歴
アメリカがん治療センター(CTCA)によれば、親やきょうだいの発症など家族歴もリスク要因のひとつであるとのこと。非喫煙者でありながら肺がんを患った直系親族がいる場合は、リスク要因を少しでも減らす努力が必要であるようだ。

最後に日本、そして世界の喫煙者の数について。全国の約2万人から得た回答をもとに、日本たばこ産業(JT)は「全国たばこ喫煙者率調査(2016年)」を発表。喫煙者の割合は5人に1人という19.3%。調査がスタートした1965年以降、男性は初めて30%を下回る29.7% となったというが女性は前年度から0.1%アップの9.7%。特に若い女性の喫煙率が高いようだ。また世界的にみると喫煙者の数は増えており、人口世界一の中国やアフリカ諸国、ヨルダン、トルコといった東地中海諸国では「急増」だという。

出典:http://www.medicaldaily.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください