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【海外発!Breaking News】誕生直後、誘拐された女性 18年後に実の両親と再会するもいまだ“誘拐犯の母”を恋しがる(米)

TechinsightJapan / 2017年1月19日 21時0分

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出産したばかりの我が子を他人に誘拐されてしまった親の苦悩は、想像を絶するに違いない。このほど1998年に誘拐された赤ちゃんが18年ぶりに発見され、生みの両親と再会することができたという奇跡的なニュースが英米各紙で伝えられている。

事件が起こったのは、約20年前の1998年7月10日のことであった。米フロリダ州にある大学医療センターで当時16歳のシャナラ・モブリーさんは、カミヤちゃんという女児を出産した。

しかし、わずか8時間後に悲劇が起きた。グロリア・ウィリアムズ被告(51歳)が、カミヤちゃんを病院から連れ去ったのだ。ウィリアムズ被告は看護師のふりをして手術用の手袋をはめスモック姿でシャナラさんの部屋に入った。病院のスタッフは同被告をシャナラさんの親族と思っており、またシャナラさんは病院の看護師だと信じていた。

監視カメラには、ウィリアムズ被告が産まれたばかりのカミヤちゃんを毛布に包み腕に抱えて部屋から連れ去った姿が映っていたという。

ウィリアムズ被告はカミヤちゃんを誘拐する1週間ほど前に流産しており、誘拐した後に2人の子供を出産している。誘拐したカミヤちゃんを自宅のあるサウスカロライナ州のウォルターボロへと連れていった同被告は、パートナーのチャールズさんが留守中に“アレクシス・マニーゴ”と新たに名付けられたカミヤちゃんを出産したと嘘をついた。そのことに何の疑いも抱かなかったチャールズさんは、カミヤちゃんのことを18年間我が子と信じて疑わず、愛情を注ぎ育ててきた。

この誘拐事件に進展が見られたのは昨年末のことであったが、発生した当時から大きく報じられており、行方不明や密売人などに悪用された子供を探し出すネットワーク「The National Center for Missing & Exploited Children」でも取り上げられ、FBIの捜査協力のもと犯人を密告した者には25万ドル(約2870万円)という国内最高の懸賞金がかけられていた。そのため警察にはこれまで2,500件以上の情報が寄せられ、捜査の甲斐あって2016年についにカミヤちゃんと思われる女性の居所が判明した。その女性のDNAとカミヤちゃんの出生時のDNA照合してみると、見事に一致したことが今月13日にわかったという。

我が子を誘拐された母シャナラ・モブリーさんと夫のクレイグ・エイケンさんは、カミヤちゃんが誘拐されてから3人の子供を持ち育てている。夫婦は2000年に、カミヤちゃんを出産した病院側から150万ドル(約1億7000万円)の賠償金を受け取ったそうだ。

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