【海外発!Breaking News】余命1週間と宣告された25歳女性 “最後のメッセージ”に涙が止まらない(豪)
TechinsightJapan / 2017年1月26日 22時0分
生まれた瞬間から病と闘っている人がこの世には存在する。その人を支えている家族にとってもまた毎日が闘いだろう。このほど25年間遺伝性疾患に苦しんで来た女性が余命わずかと宣告され、最後になるであろうメッセージをInstagramに公開し人々の涙を誘っている。
オーストラリアのブリスベンに住むナーディア・ミラーさんは、生まれてから25年間「嚢胞性線維症」という遺伝性疾患を抱えてきた。これは気道や消化管の粘液、また分泌液の粘り気が強くなり、呼吸困難や消化機能の低下を引き起こす難病だ。
この病気と闘ってきたナーディアさんは、2014年に思いきって肺移植手術に挑んだ。しかし最初の11か月間は順調に機能していた2つの肺が、慢性拒絶反応を起こしていると3か月前に診断された。
体の中の老廃物を除去するための血漿交換療法といった専門治療を試みたが効果はなく、ナーディアさんは11日に医師から「余命1週間」というあまりにも辛い宣告を受けた。まだ25歳でメイクアップアーティストだったナーディアさんは、周りの20代と同じように夢と希望を持っていた。ビューティーサロンを経営したいという夢を実現し、婚約者のリアム・フィッツジェラルドさんと新居も購入した。しかし、不本意にも志半ばで彼女の命は尽きようとしている。
ナーディアさんは、自身のInstagramに最後のメッセージとしてこのように気持ちを綴っている。
「私のことを生まれた時から知っている人、また10年間知っている人、そして最近知り合った人がたくさんいます。でも、1週間後にはそんな人たちともう二度と出会うこともできなくなってしまいます。話すことも、ハグすることも、触れ合うこともできなくなるのです。私は永遠にあなたたちのことを忘れません。私たちが築いてきた友情や思い出は決して失われません。時に人生は思い通りにいかないことがあります。したかったこと、行きたかった場所、見たかったことなどがたくさん、たくさんありますが、もう叶うことはありません。でも、これまで諦めなかったように、今も決して最後まで諦めずに笑顔で過ごしたいと思います。みなさんは、どうか、自分の人生を充実させてください。」
愛する人の最期がもうすぐやってくるという現実を受け止めなければならないことほど辛いことはないだろう。婚約者のリアムさんは『Sunshine Coast Daily』で「臓器移植はとても大切なことなんだと、ナーディアはみなさんに知って欲しいと思っています。臓器移植ドナーがいるからこそ、第2の人生を生きるチャンスを与えられる人たちがいるのです」と強く語っている。
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