【エンタがビタミン♪】斉藤由貴「自分が削られる」ようなアイドル時代 救ってくれた“ユーミン”と“松本隆”
TechinsightJapan / 2017年2月21日 12時20分
現在50歳の斉藤由貴は、3児の母親とは思えぬ若々しい容姿と魅力的なキャラクターでCMやドラマに大活躍だ。そんな彼女が2月16日放送のNHK Eテレ『ミュージック・ポートレイト』で元はっぴいえんどの松本隆と対談した。67歳となる松本が彼女と顔を合わせるなり「僕は会った時からずっといじめられているような気がする」と嬉しそうに笑うと、斉藤が「いじめ甲斐があるっ」といたずらっぽく返し、「そうですか? ドMですか?」という意外なやりとりからはじまる。
幼少時代は内向的で「基本的にはわりといじめられっ子」だった斉藤由貴は、友達もできず家に帰ると鏡の自分と会話する日々を過ごした。小学校2年生の時に初めて買ったレコードがチャイコフスキーの『金平糖の精の踊り』(バレエ組曲『くるみ割り人形』より)だった。『不思議な国のアリス』のような「迷宮的なものの匂いに惹かれるところがあった」という彼女は、周りの皆が当時はピンク・レディーに夢中になるなかでそうした音楽を聴いて「内にこもった子どもだった」と振り返る。
やがて成長して高校に進学するも、内気な性格から学校を休みがちで「迷ってばかりいる子どもだった」「遅刻・欠席・早退の王様で、バスに乗って終点の横浜駅まで行きブラブラしていた」と明かす。母親はさすがに心配して『東宝シンデレラオーディション』を受けてみるように勧めた。母親自身が若い頃に宝塚に憧れたが夢を追うことができなかったことも手伝い、娘が活発になるきっかけになればと思ったのだ。
すると膨大な応募者から最終選考の数十人に残る。審査で他の皆は松田聖子の『赤いスイートピー』などのヒット曲を歌うが、斉藤由貴はジュリー・アンドリュースの『サウンド・オブ・ミュージック』を英語で歌った。5、6歳の頃に家族で映画館に初めて観に行った思い出の映画で覚えた歌である。1984年、オーディションをきっかけに芸能界に入り少年マガジンの『第3回ミスマガジン』でグランプリを獲得した彼女は、人気アイドルへの道を歩みはじめる。
だが内向的な性格が急に変わるはずもなく、上手く振舞えずに「自分は芸能界に向いているのか?」と悩んだ。彼女は当時の状況を「アイドルは詰め込まれるだけスケジュールを詰め込まれて立派」という風潮で「夜中の2時から表紙撮影とかもあって、頭が変になるような感じ」「自分が削られているという自覚はあった」と思い出す。孤独感が続くなかでなおアイドルを続けるには「今が幸せへのステップ」だと思い込むしかない。そんな時に聴いたのがユーミンの『ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ』(1983年8月)だった。
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