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【エンタがビタミン♪】<田中麗奈インタビュー>『真昼の悪魔』葉子役に夫が驚愕、父からは「怖かばい」

TechinsightJapan / 2017年3月24日 22時0分

―悪魔的な葉子ですが、惹かれる人もいます。葉子の魅力は何でしょうか?
田中:よく言われるのは「気持ちがいい」ですね。「あそこまで潔く“悪”に邁進されると気持ちいいよね。応援したくなっちゃう」と言う人もいました。葉子にはちょっとブラックジョークや茶目っ気があるところもありますよね。彼女は仕事もちゃんとして、患者さんにも笑顔で接し、まずは社会に適合しているように生活しています。頭が良いので、この人が何をするのか目が離せないというのもあるかもしれないですね。



■全部過激。極め付けはセルフ手術
―一番過激なのはどのシーンでしょうか?
田中:それぞれ本当にすごいなあと思いますね。全部過激ですね。電気ショックも自分的には過激だなと思いました。本当に人を痛めつけるためだけに電気ショックをして、おびえた顔を見て面白がるというのも過激ですね。でも(自身の病気を治療するため)自分で自分の(開腹)手術をするのは極め付けですかね。セルフ手術って…。台本を読んでいるだけで痩せそうでした。それだけ彼女は、自分の体の中を他人には絶対に触らせたくないんですよね。

■セルフ手術には医師の夫も「え!?」
―セルフ手術について、医師であるご主人は何かおっしゃっていましたか?
田中:「え!?」って言ってましたね。一応、やはり(参考に)聞こうと思って、「自分で自分の手術をするんだけど」と言ったら、「え!? どこで?」って。「家で。自分の家で」「え!? 助手は誰がするの?」「(婚約者の)大塚さんで」「大塚さんはできないでしょ。看護師じゃないんだから」「いや、だから事前にレクチャーして」って言えば言うほど私が変な人みたいになっていくんですよ(笑)。言えば言うほど本当に変なドラマだなと思って。(夫は)「自分で自分のお腹を切るって、切腹するみたいなものでしょ?」って、それはびっくりしていましたね。

■父からLINEで「怖かばい」
―葉子を演じて、周りの人の反響はいかがですか?
田中:「完全に普段と違うから(普段の田中は)忘れて観ちゃう」「葉子先生、怖い、怖い。怖すぎて笑っちゃう」って言ってました。初めて会った方には「どう接していいか分からない」とも言われますね(笑)。父は先週のドラマ放送終了後にLINEが来て「怖かばい」って(笑)。

■葉子の生き様が自分に刻まれた
―田中さんご自身が本作を通して得たものはありますか?
田中:(少し考えてから)葉子の生き様を自分に刻んできたなという感じがあって、すごく激しく濃く、ひとつの大きな人生経験になった気がしますね。彼女はピュアな自分もいるんだけど、どうしても悪の自分を抑えきれない、やってしまう、それが喜びになってしまう、そんな自分になんでだろうと虚しさを感じたり…、彼女の考えていること、悩んだこと、ワクワクしたこと、一緒に自分も考えてきたし、悩んできたし、体験してきたから、もうサーッと(自分自身に)刻まれたなという感じですね。

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