【エンタがビタミン♪】平手友梨奈「“僕は嫌だ”は私の心の叫び」 欅坂46の魅力はメンバーが解釈した表現力にあり
TechinsightJapan / 2017年4月7日 14時49分
欅坂46が昨年4月6日に1stシングル『サイレントマジョリティー』でデビューして1周年となる。AKB48のライバルという位置で誕生した乃木坂46に続く「坂道シリーズ」第2弾として結成された欅坂46だが、このようなグループに育つとは秋元康も想像しなかったのではないか。
『サイレントマジョリティー』から最新シングル『不協和音』(4月5日)まで4作続けてセンターを務めるのがグループ最年少の15歳、平手友梨奈である。4月6日のNHK総合『SONGS』は欅坂46を取り上げ、その平手へのインタビューを通してグループの本質に迫った。
欅坂46はこれまでシンプルな「ラブソング」ではなく「大人社会」と「個性」の葛藤や反抗を歌った作品が多い。AKB48と乃木坂46のコンセプトが違うように欅坂46はさらに別のカラーを主張する。秋元康がプロデュースした作品から、それを表現することに成功したのは平手友梨奈と振付師・TAKAHIROの存在が大きい。
平手は子どもの頃にバレエを習ってはいたが、勉強は得意でなく人間関係もめんどうに思う性格だった。そんな自分を変えたくて欅坂46のオーディションを受ける。彼女は「人前に立つのがあまり好きでなく、大人がいっぱいいて怖かった」と当時を振り返った。
合格するとデビュー曲でセンターに抜擢され、その重圧に押しつぶされそうになるが『サイレントマジョリティー』の歌詞に「私自身、勇気をもらった」「それをちゃんと伝えなくては」と思えたことが平手友梨奈を変えていく。
振付を担当するダンスの世界的スペシャリスト・TAKAHIROは、歌詞の意味をメンバーと議論し合ってから振付をすることにこだわる。平手はそのやり方を「私的にも想像しやすいし、メンバーも納得がいく」と感じており、TAKAHIROは「私が振り付けるのではなく、平手だったりメンバーの持っているものが引き出されるのがきっと正解で、その鍵となるのが歌詞」だと語る。
これまでの作品を振り付けるなか、普通の感覚では手を上げる振付で「どのような角度にあげるのですか?」と質問が出るところをメンバーから「どういう気持ちで手を上げたらいいでしょうか?」と聞かれた時は嬉しかったというTAKAHIRO。メンバーが自ら振付を考えるフリーパートをもうけるのも彼の流儀だ。「形がキレイなことより、パッと見て汚くても“生き様”が刺さるような表現」を期待する。
それに応えて迫力に満ちた振付を見せる平手は「一瞬を大切にしていて、その日にあったことをメモったり何があってどう思ったかを書くようにしており、それを曲にぶつける」「15歳の私は今しかできなし、出せない」と目を輝かせた。
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