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【海外発!Breaking News】山火事で結婚式場が閉鎖も、周囲の協力で挙式したカップル(米)

TechinsightJapan / 2017年10月16日 13時48分

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現地時間10月8日夜に米カリフォルニア州ソノマ郡やナパ郡で発生した大規模な山火事は、今も消火活動が続いている。そんな大混乱の中、予定通り結婚式を挙げたカップルがいた。

リック・グレニス(Rick Grenis)さんとボニー・フレイザー(Bonnie Frazier)さんは、約1年前からカリフォルニア州北部ワインカントリーで挙式するための準備を進めていた。ウェディングプランナーとの最終打ち合わせを済ませたのはつい先週末のことで、あとは本番当日を待つのみであった。ところが8日の夜に、この地域で山火事が発生した。

彼らのウェディングプランナーが山火事で家を失うという被害に見舞われただけでなく、ソノマ郡ヒールズバーグの結婚式場もこの非常事態で無期限に閉鎖されてしまった。リックさんは当時をこのように振り返る。

「知らせを聞いて私たちは気が動転しました。今後の見通しが全くつかない状態で、ただただショックでした。」

9日には同地域の学校が閉鎖を余儀なくされるなど事態はさらに悪化していったが、家族や友人らのサポートのもとリックさんとボニーさんは予定通り結婚式を行うことを決意する。山火事で被害に遭った人たちのことを思うと、式を行うことに罪悪感を覚えたという2人だったが、周囲から「結婚式の実現に向けて全力を尽くすことで、山火事の悪夢から一時でも気をそらすことができる」と言われたそうだ。

最終的に挙式会場が決まったのは12日で、ヒールズバーグから70kmほど南下したノヴァートにある式場だった。またパーティー会場となったサンフランシスコのレストランでは、店側の厚意により追加料金やグループ料金がすべて無料になった。

世界的に有名なカリフォルニアワインの生産地であるソノマ郡はレストランやワイナリーといった観光産業に従事する人口の割合が高いが、今回の山火事で一時的に職を失った人も多い。リックさんとボニーさんの結婚式で依頼を受けたケータリング会社は、引き続き仕事があることに感謝していたという。

2人の結婚式は、1年をかけて準備した“理想の結婚式”とはほど遠かったかもしれない。この1週間を振り返り、新郎のリックさんはこう語っている。

「人生は計画通りにはいかないもの。困難な状況に出くわした時は、柔軟な対応を強いられることもあります。結婚式の成功は、どれだけ細部にこだわったか、どれだけ派手な催しを行ったかで決まるものではありません。2人の祝福を願い集まってくれる人たちの存在こそが式を素晴らしいものにするのです。」

リックさんの兄ビリーさんも「大変な時期にもかかわらず、今回こうして多くの人々の温かい心に触れることができました。今日という日を特別な一日にしようと全力を尽くしてくださったみなさんに感謝しています」と述べている。

画像は『Bay Area News 2017年10月13日付「‘Roll With the Punches’: Oakland Couple Pulls Off Wedding Despite North Bay Fires」(Photo credit: William Grenis)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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