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【海外発!Breaking News】知的障がいを理由に子供の親権を奪われた両親、悲しみを吐露(米)<動画あり>

TechinsightJapan / 2017年11月25日 21時54分

エイミーさんとエリックさんはともに高卒で、エリックさんはADD(注意欠陥障がい)の診断を受け障がい者手当を受給している。また2人は当局からIQ検査を受けさせられたが、平均IQ値が90~110であるのに対し、エイミーさんは72、エリックさんは66しかなかった。政府当局の報告によると、アメリカでは知的障がいを持つ80%の親が子供の親権を剥奪されているという。2人が裁判所の許可を得てクリストファー君のもとを訪れる際に監視役となり、また現在は2人の代弁者としてサポートしているシャーリーン・ハーゲンバハさんはこのように話している。

「私は仕事柄、薬物関連で逮捕、起訴され刑務所から戻ってきた親が、自分の子供を取り戻した後定住する家もなく、学校にも行かせられないという酷いケースを目にしてきました。ですがエイミーさんとエリックさんには、子供たちへの虐待や育児放棄などは一切見られません。それなのに児童保護サービスは、親になるチャンスを与えず、2人をサポートするためのネットワークを築くこともないまま、さっさと子供を取り上げたのです。2人はクリストファー君の誕生後、確かに子育ての準備は整ってはいませんでしたが、だからといってクリストファー君が両親と住むべきではないという理由にはならないはずです。」

エイミーさんとエリックさんは今も子供たちの親権を取り戻そうと闘い続けている。エイミーさんは双子の子供たちにも頻繁に会いに行っており、クリストファー君とハンター君にもエリックさんと一緒に週に2~3回は会いに行く。しかし親子が会う場所は児童保護サービスの事務所であり、わずか数時間の間でさえも毎回監視のもとに置かれている。

「私たちは、あれをしてはダメ、こうしてはダメと一挙一動をいつも監視されている気分です。私は子供が大好きなんです。私の母はプレスクールで20年以上勤務していて、私の周りにはいつも多くの子供たちがいました。子供たちと一緒にいろんなことをするのが好きだし、将来も子供たちに関係のあることに携わっていきたいと思っています。IQはただの数字であって子育てには関係ありません。我が子を愛しているかどうか、きちんとサポートできるかどうか、また子供が親を必要とした時にそこにいてあげることができるかどうかが一番大切なことなのではないでしょうか。私はどれもこなす能力はあります。」

「このまま子供たちを取り戻せなかったらどうすればいいのか」とエイミーさんとエリックさんは子供を奪われた悲しみを吐露し、相当なストレスを感じているようだ。アメリカではこの2人のように、我が子と引き離され苦難を抱える両親が他にも存在する。

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