【海外発!Breaking News】腹部に7kg分の硬貨や釘! 摘出した医師も「こんなケースは初めて」(印)
TechinsightJapan / 2017年11月30日 19時22分
3か月間、腹痛に悩まされていた男性の腹部には、なんと7kg分もの硬貨や釘などが入っていた。このほどインドのマディア・プラデーシュ州で、患者の異物摘出手術に成功した医師らは「こんなケースは見たことがない」と驚いている。英メディア『The Independent』『The Sun』などが伝えた。
マディア・プラデーシュ州サトナ市にあるサンジェイ・ガンジー病院を訪れたマクサド・カーンさん(35歳)は、腹痛を訴えた。医師は深刻な食中毒ではと思ったが、マクサドさんから痛みが3か月間も続いていることを聞き内視鏡検査を行うと、驚くべき事実が発覚した。
腹部には263枚の硬貨と100本の釘、さらにネジやカミソリの刃、ガラスの破片、錆びた鉄や石など重さにして7kgの異物が収まっていたのだ。
11月18日、医師らによって全て摘出されたが、手術を担当したチームのひとりであるプリヤンク・シャーマ医師は、あまりに大量の異物に「私のキャリアの中でこのようなケースは見たことがありません」と驚いている。
マクサドさんは三輪タクシーの運転手をしているが、客から渡された硬貨を頻繁に飲み込んでいたようだ。親族によるとマクサドさんはこの数年間うつ病を患っており、その病からメタル製品を飲み込むことに夢中になるという異食症を引き起こしてしまったもようだ。また、家族も「水と一緒に(メタル製品を)飲み込んでいたに違いない」と話しているが、驚くことにマクサドさんはメタル製品を飲み込み始めて最初のうちは全く痛みを感じず、健康上何も問題はなかったそうだ。
しかし今回、手術にあたった別の医師は「危機一髪のところでした。複数の釘が患者の腹部に刺さっていたために出血を起こし、ヘモグロビンの量がかなり減っていましたから」と述べており、腹部で積もり積もった異物はマクサドさんの命を脅かしていたのだろう。摘出手術を終えたマクサドさんは、「もう二度とメタル製品を飲み込まない」と誓っているという。
実は似たようなケースが2015年、米シカゴでも起こっている。当時17歳の少年が強盗後に収監された先の刑務所で、クギ、ネジ、針、画鋲、革製品、さらに医療機器まで飲み込んでしまい摘出手術が行われたが、彼の担当弁護士は「少年には長期の精神治療が必要」と主張していた。
画像は『The Independent 2017年11月27日付「Surgeons operating on man for stomach bug shocked to find hundreds of coins and nails inside him」(SWNS.com)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)
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