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【海外発!Breaking News】「なんか面白かったから」 ホームレスを暴行殺害した10代2人に終身刑(英)

TechinsightJapan / 2018年1月18日 19時31分

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あまりにも重くかけがえのないその命は、「面白かったから」という理由で暴行し続けた10代の男たちよって無残にも奪われた。昨年5月に英ケント州で起こった殺人事件につき、このほど犯人の19歳2人には「仮釈放まで16年と18年となる終身刑の判決」が下されたことを、英メディア『Daily Record』『Mirror』『The Argus』などが伝えている。

ルーマニア出身のラズヴァン・シルブさん(21歳)は2016年10月、母親マリネラ・ガフィータさんを追う形でイギリスへとやって来た。ルーマニアの都市ヤシで母と祖母に育てられたひとりっ子のラズヴァンさんは動物とスポーツが好きで、高校卒業後はケータリングの専門学校に通っていたという。

しかしイギリスへ渡り、ケント州グレーブセンドで母親と暮らし始めたラズヴァンさんは派遣会社を通して仕事をしていたが、ゆくゆくはTシャツ製造のビジネスを展開させたいという夢があった。ところがある日、母親との喧嘩が原因で家を出てしまい、2017年4月からは同州メイドストーンのトーヴィルでホームレス生活をするようになってしまった。地元の慈善団体から貰ったテントを張って暮らしていたラズヴァンさんに、悲劇が襲ったのは5月6日のことだった。

アレックス・マクドナルド(19歳)とチャーリー・ホワイト(19歳)は仲間とともに6日の午後11時頃、ラズヴァンさんのテントに近付き襲い掛かった。肉切り包丁や木材を凶器に激しい暴行を加えてラズヴァンさんを殺害した後、翌日にはスケートパークで血が付いた上着を燃やしている姿が園内の監視カメラに捉えられていた。

7日の午前7時頃、ラズヴァンさんの遺体は森の中で犬を散歩させていた人により発見された。ラズヴァンさん殺害から2日後、マクドナルドとホワイトはドーバー近くのシェパーズウェルでガールフレンドらと一緒にトレーラーハウスに潜伏していたところを逮捕された。後に、トレーラーハウス内にあったグレー色のコートのフード部分に付着していた血液が、ラズヴァンさんのものと一致したことが明らかになっている。

ラズヴァンさんの遺体には、頭部と胴体に28か所の鈍器による外傷があった他、複数の頭がい骨骨折と顔面骨折、肋骨骨折があり、検視した神経病理学者も「残虐な攻撃を受けた後、生存していたのはわずか30分ほどだっただろう」と口にするほど、相当な暴行を加えられていたことがわかった。

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