【海外発!Breaking News】「警察犬を攻撃した者に刑罰を」犯人に腹を切り裂かれたK9のハンドラー、訴え実る(英)
TechinsightJapan / 2018年2月3日 4時0分
「動物への虐待や傷害行為は、動物保護法(Animal Welfare Act)により最も重いものでも6か月の懲役が科せられるだけだ。さらに命懸けの捜査の前線にありながら、警察犬への攻撃に対しては『器物損壊罪』が適用されるのみだ。なぜ警察犬は犠牲になっても軽視されてしまうのか。そんなバカなことがあってよいのだろうか。」
なんと彼を刺した犯人は、裁判では窃盗罪についてのみ問われて服役生活はたった4か月で刑期満了となっていた。ウォーデルさんはその事件をきっかけに、警察犬に攻撃する者があればそれについても罰することができるような新たなる法の制定を求める動きに出た。その法案の名は「フィン法(Finn’s Law)」。オンラインでの嘆願書には数日間で13万人以上が署名し、議会に大変なプレッシャーをかけた結果、フィン号が瀕死の重傷を負ったわずか5週間後の2016年11月14日、国会でフィン法についての議論がなされた。
その結果、K9は警察の所有物ではなく痛みや苦しみの感覚を持った生き物として扱われることが議決された。しかし動物虐待に関しては最高6か月の懲役刑に処するという刑期のままであることに、法としてあと一歩の前進を求める働きかけが王立動物虐待防止協会(RSPCA)など多方面からあり、更なる交渉が続けられた結果、ついにその懲役刑が最高5年に引き上げられようとしている。
同年12月20日、再び捜査チームのメンバーとして任務に復帰したフィン号であったが、昨年3月末にはK9としての現役を引退した。警察犬として素晴らしい実力を発揮してくれたフィン号を送り出し、片腕をもがれたかのような喪失感を味わっているハートフォードシャー州警察の人々。しかし人間のエゴのせいで大変な使命を負わされたフィン号には、本当に痛々しい思いをさせてしまい、さぞかし申し訳ない気持ちでいっぱいなのであろう。
画像は『Metro 2018年1月28日付「Hero police dog stabbed with 10inch blade while on duty」(Picture:Facebook)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)
-
-
- 1
- 2
-
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
パリで警察官刺され重傷…警察“テロではない” 五輪直前で警戒中
日テレNEWS NNN / 2024年7月19日 6時7分
-
《博多女性刺殺事件》「彼女は中洲の高級ラウンジの人気者、容疑者の男は…」被害女性(38)の遺体に残された“強烈な殺意”の痕跡と、容疑者(31)の女性への扱いが滲む写真《懲役20年》
文春オンライン / 2024年7月16日 14時30分
-
故イ・ソンギュンさんの捜査情報流出容疑…警察・検察捜査官と記者の計6人が検察に送致
Wow!Korea / 2024年7月8日 18時26分
-
警察官を装い緊縛ヤリ逃げした61歳“立ちんぼ狩り”の手口 SNSでは「刃物男」と呼ばれていた
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月4日 9時26分
-
事件や事故の報道でよく目にする「命に別条はない」と「意識はある」、「重傷」と「重体」…それぞれの違いとは?【元新聞記者が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月1日 15時0分
ランキング
-
1「慰安婦」強制連行説は「日韓離間工作の道具」 韓国で像撤去を求める朱玉順氏が批判
産経ニュース / 2024年7月20日 20時26分
-
2トランプ氏銃撃、動機は不明 発生1週間、警備当局に批判も
共同通信 / 2024年7月20日 18時47分
-
3キーシン氏を「外国の代理人」指定…「我々はプーチンとその取り巻きより長生きする」とSNS投稿
読売新聞 / 2024年7月20日 17時2分
-
4バングラデシュ全土に夜間外出禁止令発出へ…政府はネットを遮断、デモ死者105人に
読売新聞 / 2024年7月20日 12時31分
-
5ルワンダ「英に費用返さない」 不法移民の移送計画廃止で
共同通信 / 2024年7月20日 18時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)